OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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こちらを先に読んでいただけると嬉しいです。
ハナノリさんにいただいたセフレサンナミのつづきをこまつなが書きました。
→【37】
「おそらく」と彼女は言った。
そしてかすかにかぶりを振った。
「……ううん、おそらくなんかじゃない、きっと、絶対、こんなの不健全だわ」
「まあ、そうだね」
そしておれにとっては精神衛生の点から見てもよろしくない、というのは言わないでおいた。
彼女はくたびれた風なため息をついて、そそくさと服を身につけた。
背を向けたナミさんの細い首がセーターに飲み込まれる。
半裸のまま、ぼうっとその様子を眺めていた。
「もうしないって、この間思ったのよ」
「うん」
「……もうしないから」
「うん」
ナミさんは怒った顔で振り返った。
「信じてないでしょ、本当よ」
「信じてるさ」
「本当に、絶対、これが最後なんだから」
彼女は眉尻を釣り上げて、しっかりと自分に言い聞かせるように発音した。
それが、二回目のセックスのときのこと。
熱を帯びた目で、日が変わる少し前のキッチンへやってきた彼女を、おれはもうなだめすかしたりおどけてごまかしたりなんかしなかった。
ナミさんが迷って迷って、きっとなんども部屋とキッチンの間を行きつ戻りつして結局ここへ来てしまったことがわかるから。
それにおれにとっては彼女を怒らせたりすることより、もしも彼女がおれじゃないだれかのところへ行ってしまったらどうしようとそれが怖くて、断ることなんてできなかった。
そう例えば、ゾロとか。
ついでに、またおれのところへ来てくれたということは前のセックスがそう悪いものではなかったんだと下世話な自信も湧かせてしまって、ますます断る理由を失っていった。
後から冷静になって考えると、おれはいちいち彼女の要求をはねのける理由を自分で潰しては安心していたのだと気付く。
結局すべては、好きな女からの誘いを理性を持って断れる男などいないということだ。
もしいたとしたらそいつは神に身を捧げ尽くした神父か、機能不全。
そのどちらかだ。
「したいの、部屋で待ってていい?」
「……もう少し、仕込みに時間かかるけど」
「いいわ。シャワー浴びてるから」
くるりと踵を返して去って行く後ろ姿を見送って、洗い物の最中だったおれは濡れた指の先から雫を滴らせたまま参ったなと呟いた。
********
ハナノリさんにいただいた【37】、そして私がくっつけた小話サンジバージョンのつづきというか妄想の延長線上というか。
ハッピーエンドに行き着くまでの第一歩をとりあえず踏み出しました。
長々とした通常の同じを作り上げるのは私の勝手な都合上少し難しくて、でもなにかお話をあげたかったので短くして無理やり載せてみました。
こんくらいの短編がちょっとずつでも更新できたらいいなあと思っています。
話が全部つながれば、最後に一本にまとめるつもりですので、いちいちこまけぇわと思われましたら、諦めてください(まとまるの待ってくださいだろ)
今回のはサンジサイドでしたが、もしかしたら次はナミさんサイドとかになるかもしんない。
もしかしたら時系列が後退したりギューーーーン進んだりするかもしれない。
マルアン目当てで覗いてくださってる方にはサンナミ続きでほんとにごめんなさい。
やっぱりカップリングやメインカポが複数だと、来ていただいてる人の需要を全て満たすのは難しいですね。
というか満たしたいと思ってしまう私はそもそも何様やと。えらそうに。
それにしても、
マルアン書きたいなーーーーー!
アンちゃんの誕生日には、何か出来たらいいなと思う次第です。
マルコ誕もイゾウ誕もしたいしたいと言って何もしなかったこの口が言いますよ。
ハナノリさんにいただいたセフレサンナミのつづきをこまつなが書きました。
→【37】
「おそらく」と彼女は言った。
そしてかすかにかぶりを振った。
「……ううん、おそらくなんかじゃない、きっと、絶対、こんなの不健全だわ」
「まあ、そうだね」
そしておれにとっては精神衛生の点から見てもよろしくない、というのは言わないでおいた。
彼女はくたびれた風なため息をついて、そそくさと服を身につけた。
背を向けたナミさんの細い首がセーターに飲み込まれる。
半裸のまま、ぼうっとその様子を眺めていた。
「もうしないって、この間思ったのよ」
「うん」
「……もうしないから」
「うん」
ナミさんは怒った顔で振り返った。
「信じてないでしょ、本当よ」
「信じてるさ」
「本当に、絶対、これが最後なんだから」
彼女は眉尻を釣り上げて、しっかりと自分に言い聞かせるように発音した。
それが、二回目のセックスのときのこと。
熱を帯びた目で、日が変わる少し前のキッチンへやってきた彼女を、おれはもうなだめすかしたりおどけてごまかしたりなんかしなかった。
ナミさんが迷って迷って、きっとなんども部屋とキッチンの間を行きつ戻りつして結局ここへ来てしまったことがわかるから。
それにおれにとっては彼女を怒らせたりすることより、もしも彼女がおれじゃないだれかのところへ行ってしまったらどうしようとそれが怖くて、断ることなんてできなかった。
そう例えば、ゾロとか。
ついでに、またおれのところへ来てくれたということは前のセックスがそう悪いものではなかったんだと下世話な自信も湧かせてしまって、ますます断る理由を失っていった。
後から冷静になって考えると、おれはいちいち彼女の要求をはねのける理由を自分で潰しては安心していたのだと気付く。
結局すべては、好きな女からの誘いを理性を持って断れる男などいないということだ。
もしいたとしたらそいつは神に身を捧げ尽くした神父か、機能不全。
そのどちらかだ。
「したいの、部屋で待ってていい?」
「……もう少し、仕込みに時間かかるけど」
「いいわ。シャワー浴びてるから」
くるりと踵を返して去って行く後ろ姿を見送って、洗い物の最中だったおれは濡れた指の先から雫を滴らせたまま参ったなと呟いた。
********
ハナノリさんにいただいた【37】、そして私がくっつけた小話サンジバージョンのつづきというか妄想の延長線上というか。
ハッピーエンドに行き着くまでの第一歩をとりあえず踏み出しました。
長々とした通常の同じを作り上げるのは私の勝手な都合上少し難しくて、でもなにかお話をあげたかったので短くして無理やり載せてみました。
こんくらいの短編がちょっとずつでも更新できたらいいなあと思っています。
話が全部つながれば、最後に一本にまとめるつもりですので、いちいちこまけぇわと思われましたら、諦めてください(まとまるの待ってくださいだろ)
今回のはサンジサイドでしたが、もしかしたら次はナミさんサイドとかになるかもしんない。
もしかしたら時系列が後退したりギューーーーン進んだりするかもしれない。
マルアン目当てで覗いてくださってる方にはサンナミ続きでほんとにごめんなさい。
やっぱりカップリングやメインカポが複数だと、来ていただいてる人の需要を全て満たすのは難しいですね。
というか満たしたいと思ってしまう私はそもそも何様やと。えらそうに。
それにしても、
マルアン書きたいなーーーーー!
アンちゃんの誕生日には、何か出来たらいいなと思う次第です。
マルコ誕もイゾウ誕もしたいしたいと言って何もしなかったこの口が言いますよ。
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麦わら一味では基本オールキャラかつサンナミ贔屓。
白ひげ一家を愛して12416中心に。
さらにはエース女体化でポートガス・D・アンとマルコの攻防物語。
@kmtn_05 からのツイート
我が家は同人サイト様かつ検索避け済みサイト様のみリンクフリーとなっております。
一声いただければ喜んで遊びに行きます。
足りん
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