OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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…なんでこうなったんだろう…
アンは倉庫の酒樽の陰に身を隠し、息を潜めて外を覗いた。
最初はラクヨウとハルタに追われていたはずが、隊員にひっ捕まった二人は仕事に連れ戻された。
しかし二人が他の隊長たちに事態を伝えると、何故かオレもオレもと広まってしまったのだ。
(くそぅ…ジョズめっ!)
心の中でこの状況の出元であるジョズに悪態ついてみるが、ジョズこそこんな事態になるとは思ってもみなかったのだろう。
アンは酒樽に背中を預けてはぁとひとつ溜息を吐いた。
追いかけてきたのはハルタとラクヨウだけで、他の隊長たちが追いかけてきたわけではない。
だから逃げ隠れする必要もないのだが、なんとなく追いかけられた反射で逃げてしまった。
我ながら悲しい反射だと思いながら。
それに今はほとんどのクルーが陸に出ている。
ゆえにこの状況を知るクルーも少ないわけで、あまり逃げる必要もないかもしれない。
そう思い立ったアンはすくっと立ち上がった。
(…うんっ、コソコソしてても怪しいしね!)
とりあえず少し走ったからかくるると鳴き始めたお腹を満たすため、アンは食堂へと足を進めた。
「ん、アン、二番隊は今日オフか?」
「ナミュール、うちは今日見張りー」
食堂までの道中で出会ったナミュールはその答えにあぁと相槌をうってから、暇ができて良かったなと愛想良く笑う。
ほらやっぱり、とアンは内心安堵の息を吐いた。
みんながみんな、あたしにキスしようとしてるわけじゃない。
「お腹空いたから食堂行ってくる!」
「あぁ、コック数人残ってたぞ」
「ほんと?よかった、」
じゃ、とひらりと手を振りアンはナミュールの傍を通り過ぎる。
しかしそれは、額にぶつかった衝撃に寄って憚られてしまった。
一瞬きょとんと目を丸くしたアンは、次の瞬間にはぱかりと口を開く。
「じゃ、貰ったぞ」
エラが張った(リアルにエラがあるが)顔の上で少し口角をあげ、ナミュールはひらりとアンを通り過ぎて行った。
Please kiss me!
(やられた!)
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麦わら一味では基本オールキャラかつサンナミ贔屓。
白ひげ一家を愛して12416中心に。
さらにはエース女体化でポートガス・D・アンとマルコの攻防物語。
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