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OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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「おいアイツは」
「ん、アンか?そういや朝から見てねぇけど」
「…そうかい」
 
 
礼代わりにひらりと手を振って、マルコは食堂へ向かって歩を進めた。
誰にともなくあのバカ、と悪態づく。
 
一日が非番と言えど、夕食後に一度船の積み荷状況や出航準備の進み具合の確認を取るための隊長会議がある。
またすっぽかすつもりかと、マルコは船内の丸い小窓から青が濃くなってきた空を見上げた。
 
出かけの許可はだしたが、仕事をほっぽっていいとは言っていない。
言わずともアンはわかっているはずだ。
 
仕事を放ってまで自分の遊びにふけるような奴が一隊長を務められるわけがない
 
 
さらにマルコはもうひとつ悩みの種を抱えており、それを如何とするべきか悩んだ。
 
白ひげの体調が思わしくないのだ。
白ひげ自身が、体調がすぐれないことを申告するわけもない。その情報は健康診断を終えたナースからもらった。
 
昨日常人なら一滴でぶっ倒れるような酒をがばがば飲んでいたのだ。
そのせいもあり数値が芳しくない。
そのことを本人に告げたところ、いつもの如く大きく笑って吹き飛ばされた
 
 
「数ごときの上下で俺の身体が測れるもんか、アァ!?」
 
 
グララララ、と地面を揺らされマルコとナースは額を押さえるしかなかった。
 
 
本人がそう言おうと、今は悪いが信じるのは数値の方だ。
正午過ぎにマルコが一度白ひげの部屋に立ち寄った際、白ひげは増えたカテーテルを鬱陶しそうにつまんだり引っ張ったりしていたが、その顔には機嫌が悪いだけではなく多少の怠さもにじんでいたように思う。
 
 
「おうマルコ、おめェナースに口出してこんな鬱陶しいモン増やさせやがって。
親を売るったぁどういう了見だ、アァン?」
「ガキみてぇな駄々こねないでくれよい、オヤジ。大人しくしてりゃあ今日だけだい」
 
 
大きな年寄りの子供はふんっと大きく鼻から息をつき、マルコの頭を指で小さくはじいた。
 
 
そんな軽口を言い合う程度のものだが、それでも今の白ひげに余計な負担をかけたくはない。
業務上必要があれば白ひげへの報告義務は欠かせないが、できることならアンのことは白ひげに報告する必要もなく済ませたかった。
もしアンがこの島の中で何らかをやらかしており、それがアンひとりで始末のつけられないことだったとしたら白ひげはきっとすべてのカテーテルを抜き去りチューブをちぎり船を下りるに違いない。
 
実はあんなことあったんだオヤジ、と後から酒の肴になるくらいが丁度いいのだ。
 
 
そうしたマルコの希望的観測が叶うかどうかはまだ見えない。
 
 
だからアイツは馬鹿なんだとマルコはもう一度小さく零した。
 
 
 
 




 
 
 
この船の中、白ひげの船長室の次に一番大きな扉をマルコは片手で押し開けた。
娼館もない花街もない飲み屋もないでは船乗りの男たちに出先はない。
寄港している期間にしては珍しい数の人数が食堂で暇をつぶしていた。
やはり非番の二番隊員たちが目につく。
アンもいない仕事もない遊び場もない男たちは、食堂で賭け事に講じることにも飽きたのだろう。
大半がぺたりと状態をテーブルの上へ折りたたみ、ぼんやりとつぶれない暇をつぶしていた。
 

マルコが彼らの方へと歩み寄ると、気配に気付いた彼らがだらしのない姿勢のまま首だけを動かし、今さっき食堂に入ってきた人物を何気なく見遣った。
そしてそれがマルコであると認識した刹那、ガバリと上体を起こした。
 
 
「マルコ隊長!!アンは!」
「アン隊長が船にいないんすけど!朝からずっと見てねぇんすけど!」
 
 
食いつくようにマルコに詰め寄った彼らをマルコは鬱陶しそうに引きはがす。
それを聞きたいのはオレの方だと口を開いた矢先、おーいマルコ隊長さんよ、とカウンターの向こう、厨房側から野太い声がマルコを呼んだ。
 
 
 
「アンはまだ帰ってきてねぇのか」
 
 
食材を調理すると同時にその腹で食材の栄養も吸っているんじゃないかと疑ってしまうようなでっぷりとした腹を揺らして、4番隊隊員の一人、料理人の男が訪ねた。
その巨体に似合わず小首をかしげる姿がかわいらしい。
 
しかしマルコはその太ったペンギンのような姿に注視する暇もなく、またげんなりと眉を眇めた。
 
どいつもこいつもアンはアンはと煩いやつらだ。
しかしその勘定に自分も入っているのだと気付いて二度うんざりした。
 
 
「ああ。オレも探してる」
「そうかあ…新作のスイーツ味見させてやるから午後に来いって言ってあったのに」
 
 
 
白ひげ海賊団・スイーツ担当の巨漢は、きっと新作と銘打った末っ子のおやつを午後からいそいそと準備していたに違いない。
そしてアンがそれを知っていたとしたなら、なおさら今ここにいないことが異常なことであるとマルコも料理人も気付いていた。
アンにとって新作スイーツの味見は、隊長会議よりはるかに重要なはずだ。
 
 
 
「…アンはなんて言っていた」
「なんてって、そりゃあ『じゃあ3時に来るから』って」
 
 
 
料理人は象のように小さな目をぱちぱちとしばたかせてマルコを見つめた。
 
 
「帰ってきてねぇんだよな?」
「ああ…帰ってきてるとしたら間違いなくお前さんのところに来てるはずだい」
「行先にあては」
「ある」
 
 
 
料理人の目は象のように小さく柔らかくても、野獣のように凶暴な光を宿すことができる。
戦う料理人は鋭い眼光をマルコにぶつけた。
スイーツが冷蔵庫の中で可愛い御嬢さんに一口で食べられるのを心待ちにしているのだ。
アンが帰ってきたら作り直すことは目に見えているが、今はそれを口実にしてでもこの男を動かさねばならない。
 
 
 
「早く」
 
 
 
わかってるよい、という意味を込めて同じように鋭さをはらむ視線を料理人に返してマルコは踵を返した。
 
 
 
「マルコ隊長っ、オレも行きます」
 
 
 
二番隊の一人がマルコの背中に慌てて声をかけた。
マルコは浅く振り返って、頷きともつかぬ頷きもくれてから再び歩き出した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
島の中心、神の神殿。
 
 
島民たちが期待し、島の木々や鳥や魚が喜ぶ神の声というものが断末魔の叫びなのだとしたら、アンがそれを発することはなかった。
 
震える咽喉は、アンに叫び声さえあげさせなかった。
 
アンに許されたのは、胸の奥からせりあがった獣のような呻き声と、ほんの小さな肩の揺れ。
しかしアンの手の甲には言いようのない衝撃と、熱さと痛みが同時に襲っていた。
 
 
アンの手の甲を貫いた海楼石の五寸釘は、めきっという音ともにアンが手をかける白色の椅子に食い込んだ。
海楼石は、種類は違えど同じ石であるはずの椅子に容易く突き刺さっていた。
言い換えればアンの手の甲に釘を突き刺した二人の男の力がそれに相当するということ。
 
 
アンは動かない体をよじり歯に目一杯力を込め、痛みを拡散させることに集中した。
薬のせいで既に体は動かないのだから、どうせなら手錠にでもしてほしかったと言いたいところだがきっとそんな言い分はもうこの人間たちには通じはしないのだろう。
 
アンは流れてきた冷や汗が目に入り、思わず目を閉じた。
すると、今度は開かなくなった。
瞼が重たい膜となりアンの視界を塞いでいる。
 
 
視界を失った代わりに他の神経が鋭くなった。
聴覚・嗅覚に加え、触覚、つまりは手の甲に突き刺さる痛みがダイレクトにアンの全身を駆け巡る。
自分の炎とは質の違う、燃えるような熱さが手の甲を出発地にあちこちへと広がっていった。
 
 
どくどくと音が聞こえる。
それが心臓の音なのか、両手の甲からとめどなく溢れていく血の音なのかアンには判別がつかない。
 
目を閉じる一瞬前、視界の端で陶器のような白色に鮮血の飛沫が乗っているのを見ていた。
血を流すことを怖いと思うこころはとうに失くしていたが、その代わり、近頃アンが血を流すことを悲しく思うこころがあることを知ってしまった。
ゆえにアンの心は鋭く痛んだ。
それは手の甲の痛みをはるかに超えていた。
 
 
 
 
 
 
 




───オヤジ…、マル、コ…
 
 
 
 
 
 
 
先ほどより近くから聞こえる気がする長の声。
しかしその中身は何もアンの耳には入ってこなかった。
またアンの血が美しいやら神々しいやら言いたい放題なのだろうが、それに付き合う義理も余裕もない。
 
 
 
アンは接着してしまった瞼の向こう側にあるはずの青い空を思い描いた。
もう日が暮れかけているかもしれないがそれでもいい。
アンの好きな空はいつでも青色だ。
 
そしてその青の名にひと際濃い青を浮かべる。
ゆらゆらと揺れる群青と水色、そして煌めく金色。
優雅に空を泳ぐ大きな鳥の姿は、アンの力の糧になる。
 
 
 
自分で撒いた種、いや今回の場合は自分の周りに撒かれた種というべきか、とにかくそういうものだから。
終わらせるのも自分でなければならない。
 
薬だか釘だか海楼石だかにへこたれている場合ではないのだ。
 
手の甲に打ち込まれた釘よりも、言葉に乗せて浴びせられた幾つもの刃のほうが痛いことをアンは知っている。
身体に回った毒よりも、もっとこの身体を巡る血の方が何倍も濃いのだ。
 
 
 
アンは眉間に力を込めて張り付いた瞼を押し開けた。
バリバリ、と接着部分が破けるように長い睫毛が音を立てた気がした。
 
開けた視界の向こうは、今やおそらくすべての島民がアンに膝をつき頭を垂れている。
百以上の真黒な頭が自分に向けられ、そして囲まれるというそのおぞましい光景を見ても、もうアンの心は動じなかった。
 
おや、と長が驚いた──ように見せた。
 
 
 
「まだ動くことができるとは。動かれるとお疲れになられてしまいます、どうぞ気を楽に」
 
 
ふざけんな、と声に出すことも、舌先を動かすことさえできない。
しかし濡れた漆黒の瞳からは視線が銃弾と化して長に放たれた。
しわがれた長の喉元が上下に動く。
 
 
 
 
「もう薄暮時。儀式は日没と同時に行わさせていただきます」
 
 
 
日没。
日が暮れると島の探索に出ていたクルーたちも今回の寄港中に限っては船に帰ってくる。
隊員たちが干した帆を畳み船大工たちがルーティンワークのひとつマストの点検を行う。
そして完全に日の光がなくなったら、隊長会議だ。
 
そう、隊長会議がある。
隊長会議と書類提出に限っては忘れっぽいアンのために、甲斐甲斐しく2番隊のクルーは会議よりも早い時間のうちに遅刻しないよう釘を刺しに来てくれるのだ。
 
きっとそのときアンの不在に気付いてくれれば何かおかしいと悟ってくれるはずだと、アンは長の黒い瞳を睨みつけたまま考えた。
実際は、まだ日も高いうちから帰らないアンに気をもむクルーは大勢いたのだが、その点に関してはアンと2番隊隊員の間に大きな温度差があることをアンは知らない。
 
 
 
 
 
──早く立たないと、
 
目は開いた。それなら他のどこかだって動くはずだ。
アンが全身の運動神経を盛んに震わせると、それに目ざとく気付いたのか長が困ったように首を振った。
 
 
「貴女様がお若いが故、薬草の力が負けているのでしょうか…
おそらく貴女様の船の船長ほどであれば、効きもすぐでありましょうが」
 
 
長はついでのようにそう言ったが、アンの思考はその言葉にわしづかみにされたように動かなかった。
 



 
──オヤジになら、よく効くって?
 
 
アンの目に怒り以外の色が走ったのを見て取った長は、ああ、とまるでなんでもないことのように微笑んだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
神殿は島の中心にあるといった。
しかし航海士に借りた島の地図と昨日自分の足で歩いた感覚から考えても、島の中心は昨日キャンプファイアーを催したあの村だ。
昨日一通り見た限り、彼らが神殿と崇め奉るような建築はなかった。
それに島民がそんな大切な場所で海賊の宴を許すわけがない。
 
 
島の中心で、村の中ではなく、かつ未だマルコが踏み入っていない地。
 
 
 
──村の裏手だ。
 
モビーを停泊させた海岸のちょうど対岸側、村と背中合わせになるような格好でその「神殿」とやらは島の中心に位置するに違いない。
 
 
 
マルコは飛んでその目的の場所へ降り立とうかと考えたが、朝の時点で行くと言っていたのが神殿だったというだけで今この時間そこにいるとは限らない。
既に朝から何時間も経過しているのだ。
村を突っ切ってアンの所在を確かめてから神殿へ向かったほうがいい。
それなら走っていったってそうスピードは変わらない。
常人の目にさえ触れないほどの速さなら、小さな島だ、すぐにつくだろう。
 
 
マルコは数秒の間にそうした算段をつけ、何を言うでもなく船から落ちるように降り立ち、地に足がついたその瞬間に走り出した。
マルコに、付いてきた二番隊隊員を労わる気はさらさらない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
マルコは村に辿りついたものの、足を止めることなく走り抜けた。
村の中は言葉のとおりもぬけの殻だったからだ。
 
村に差し掛かったとき、そこが静かであることに気付いたマルコはすぐさま見聞色の覇気を飛ばした。
そして誰の気配もないことを感じ、さらにスピードを上げたのだった。
 
島の民全てが神殿に集まっているのだ。
何のためかはわからないが、その輪郭のような見当はつく。
きっと島民の描く輪の中心にはアンがいるはずだ。
やはり何かが起こっていた。
 
マルコの額には生理的な汗とはまた違う、嫌な部類の汗がにじんでいた。
 
 
 
 
 
 
村の奥に小道を発見したマルコは迷わずそこを通った。
何人もの人間が長い年月足を踏み入れできた小道だ。
後から息切れの声と、荒っぽい足音が近い。
 
それは短い通路だったが、マルコの目の前には行く手を遮るように大木が屹立していた。
大きく立派な樹木で、その両横には木と木の間の小さな隙間がありそこを島民たちは通過しているようだったが、マルコはそんな小狭いところをくぐる気は一ミリたりともなかった。
 
船の植物学者が見たら卒倒しそうだが、マルコはその太くたくましい幹を迷うことなく蹴り飛ばした。
 
 






 
 
 
開けた視界。
鬱蒼とした木々の天井がなくなって夕日がさす空間。
その空間を囲むように膝をつく幾多の人々が突然のことに目を丸めてマルコを見上げ、硬直している。
マルコが蹴り倒した大木の下敷きになったものもいたようだが近すぎてマルコの視界には入らない。
長が機械仕掛けのような速さで振り返った。
 
その向こう、雪のような白さに夕日のオレンジが薄く色づいた装飾の細やかな台座と、4本の柱。
 
そしてその中心、同じく白にオレンジが映えた椅子の上ですましたように座るアンがいた。
 
 
 
 
はじめ、神と崇められ調子に乗ったアンがふてぶてしくも玉座に鎮座しているのかと思い、なにやってんだと口をききかけた。
しかしすぐ異変に気付いた。
 
 
 
まずアンがマルコの姿をとらえてもピクリとさえ動かない。
肘置きに置いた両手がアンの姿をふてぶてしく見せているが、アンにそんな気がないことはすぐわかった。
 
 
真一文に結ばれた口元は開く気配もないが、いつもより細く開いた目の奥で黒い瞳が一生懸命に何か喋っている。
マルコの姿を捉え、驚いたのは一瞬だった。
 
 
 
「アン隊長…!?…っ!」
 
 
話さない──話せないのは何らかのよくない事情があるからだとして、必死で何かを訴えかけるアンを、じっと無言で見つめるマルコの隣で、一歩踏み出した隊員が突然足を止めた。
隊員の顔は、まるで自分が痛い思いをしたかのように歪み、次には般若の如く殺気をまとった海賊の顔になった。

 
「テメェらアン隊長に…!」
 
 
アンの痛みは我が痛み、アンの傷は皆の傷。
それをスローガンのように掲げてアンを慕ってきた2番隊員はあまりの痛みが怒りを覆い隠さんとするのを押さえるのに必死だった。
 
そしてすぐ、隊員が殺気立った理由をマルコも知った。
 



 
 
白い石の上を滑る赤い線。
アンの手のひらが置かれた肘置きからぽたりと一滴水音が鳴る。
そしてその下には小さな血溜まりが右と左に一つずつ。
真っ白な床に真っ赤な円がふたつ、描かれていた。
 
 
 
アンから血を流させることができるのは、あの忌まわしい石だけだ。
 
 
手のあたりから滴る血、
動かないアン、
物理的な傷。
 
 
そこから考えられる答えにマルコは容易に行き当った。
 
 
 




 
「何をしに来た──というのは愚問か。しかし初めにここには手を出すなと約束しただろう」
 
 
 
長の目は、アンと対峙するときとは一変して険しく、そして鋭く尖ってマルコと隊員に向き直った。
 
 
 
「海賊に一方的な口約束を守ること期待するようじゃ、そりゃあ世渡りもできねぇだろうよい。こんなちっぽけな島に留まって」
 
 
 
そんなことはどうでもいいんだそれより、とマルコは首筋をさすりコキリと音を鳴らした。
 
 
 
「うちの奴巻き込んで、ずいぶん楽しそうなことしてんじゃ」
「…ッコッ…!!」
 
 
 
 
マルコの怒気をはらんだ声を遮ったのは、言葉ではなくうめいたような掠れ声だった。
 
長が、少なくともマルコたちには見せたことのない驚き顔をして振り返る。
マルコと隊員もアンに視線を戻した。
 
 

 
く、く、く、とアンの顎が上に反りあがって白い喉元が見える。
身体は大人しく椅子に座ったまま頭だけが動くその様はまさしく機械仕掛けの人形のようで、なぜかマルコはその姿に見入った。
 
開いたままの口がわなないた。
それは言葉を発するために体の内側からアンを抑え込む何かと戦っているからだと、マルコが気付いたそのときアンから言葉が漏れた。
 
 
 




 
 
 
 
「…はゃ、くっ、……もど…ってぇ…!!」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 絶叫、ふるえる


 

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 麦わら一味では基本オールキャラかつサンナミ贔屓。
白ひげ一家を愛して12416中心に。
さらにはエース女体化でポートガス・D・アンとマルコの攻防物語。



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