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OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です

数週間悪天候に見舞われ、次の島への到着が予定よりもだいぶと遅れたころのことだった。
腹が減ったと唸りがなり駄々をこねるルフィがぱたりと甲板にあおむけに倒れ伏したその時、おれたちの上空に大きな影が差した。


──鳥だ!でけぇ!
──よしアレ食おう!!


全員が喉をそりかえらせて見上げた大きな怪鳥は、ばさりと優雅に身をひるがえして船を離れていく。
ルフィが慌ててその腕を目いっぱい伸ばした。



──駄目だ、アイツ速ぇっ。
──撃ち落とそうか?
──いくらお前でも届かねぇだろ、上に向かってじゃあ。
──うしっ、じゃあコレだ!



ルフィがはっしと親指を咥え込んだ。
すぐ隣にいたおれには、ルフィの骨がみしみしと軋む音が聞こえた。
巨人の太い腕が空高く伸びていく。
ルフィの膨らんだ指がその鳥を、まるで小さな玩具を扱うようにつまんだ。


──やった!


つままれた怪鳥は、ぴええぇぇと悲痛な叫びをあげてルフィの腕と共に落ちてくる。
芝生の甲板に叩きつけられた鳥は、茶色いまだらの羽をそこらじゅうに撒き散らかして、それからぱたりと動かなくなった。
ナミが少し嫌な顔をした。


──でけぇな。
──でかしたルフィ、これで一週間は持てるだろ。
──羽をむしるの、手伝いましょうか?


地面から生えた幾本もの白い手がしなやかに動いてぶちぶちと羽をむしっていく様を想像して皆がぞっと顔をしかめたそのとき、おれの頬にポトリと水滴が当たった。


──ああ、また雨だ。
──今回のは長く続きそう、波も荒れてきたわ、みんな持ち場について。
──おー…ってルフィ、お前そんなとこいると危ねぇぞ。ただでさえ小さくなってんだから。
──だいじょうぶだいじょうぶ…


ちょこんと、小さな身体が船べりに腰かけて足をぶらぶらさせている。
大きな鳥を捕まえられたのがよほどうれしかったのだろう。
相変わらずちいさな子供のように黒い瞳を輝かせて、笑っていた。


──あ。


ルフィの背後を、もりもりと高くなる波が黒く塗りつぶしていく。
それは生き物のようにうねり、真っ黒の水がルフィを呑みこんだ。
逃げるように引いていった波が消えると、そこにルフィはいなかった。



──ルフィ!!



ダンと荒波が船を叩く。
その音と、ゾロとサンジが海に飛び込む音が重なった。



──ゾロ!サンジ!


一緒になって飛び込もうとしたチョッパーを押さえていて、ルフィを助けに海へ飛び込むことはできなかった。
フランキーがばさりとアロハシャツを脱ぎ捨てて船べりに足をかける。


──ダメ!フランキー、舵を取って!!ブルック、部屋から毛布をありったけ!!



フランキーの小さな舌打ちが聞こえた。
激しくなった雨粒が砂鉄のように顔面を打ち付ける。
泣き叫ぶチョッパーを船べりから引きはがし、おれはマストに上った。
目の前が霞む。
畳んだ帆をおれはさらに強い力で締め付け直した。


──風が強い……流される!!3人は!?
──あそこよ!ゾロとサンジが…!


二人の頭が同時に海面に上がったところだった。
しかしすぐにふたりとも、唸り声を上げる海の中へともぐりこんでいく。
再び大きな波が船を傾けた。



──これ以上海に入ってたらゾロとサンジくんともはぐれる!!二人を船に戻して!
──待てよナミ!ルフィ、ルフィは!!
──……早く二人を!!



ロビンの手のひらからまたたくまに連なった腕が伸びていく。
まずひとつ、ぽこりと黄色い頭が浮かんだ。
ロビンはサンジの肩の服を掴んだ。



──しっかり持ってろ!!


フランキーがロビンを抱きすくめ、その腕を引っ張り上げる。
ロビンが大きく顔をしかめた。
端正な顔がいつも以上に白い。
サンジはトビウオのように海面から浮かび、勢い良く甲板へと戻ってきた。
ごぼっと咳き込んだサンジは、かじりつくように欄干を掴んだ。
次に、ずっと離れたところで緑の頭が浮かび上がる。
ロビンが再び腕を伸ばすと、ゾロは伸びてくる腕を確かに見た。
しかしゾロはロビンがその服を掴むよりも早く、再び海に潜った。


──ゾロ!!
──アイツ!


真っ黒な波が雨に交じって船の上に覆いかぶさった。
全員がサニー号に噛り付くようにして押し流されないよう力む。


──埒があかねぇっ


フランキーが金属音を響かせて先ほどゾロが潜ったあたりまで左手首を伸ばす。
そして海の中へと突っ込んだ。
やみくもに動かしただけの割に、あっさりとゾロが見つかった。
床にたたきつけられたゾロは、背中を丸めてうずくまったまましばらく動かなかった。
ゾロを囲むようにして立ち尽くすおれたちに雨は容赦なく突き刺さる。
ゾロは黙ったまま甲板に拳をぶつけた。
サニー号は痛んで悲鳴を上げた。









ざくざくと波が船にぶつかる音を聞きながら、おれたちはただ立ち尽くしていた。
船室にルフィ以外の全員が避難しても誰も体をふくこともなく全身から雨と海水を滴らせて、惨めに、無様に、床ばかりを見つめていた。


「……雨が止んだら、すぐ探しに行こう」


チョッパーがぽつりと呟いた。
ナミの髪からてんてんと水滴が落ちる。


「……明日の朝になっても、止んでいるかどうか」
「でも探しに行こう。行くだろ?」


当たり前だ、とおれひとりのかすれた声が船室にぽんと浮かんだ。
チョッパーは同意に安心したのか、少し頬を緩める。


「このままここにしばらく停まってるこたぁできねぇのか?」
「無理よ。ここは水深が深いから錨も下ろせない。波も荒いから危険。それに……ルフィはきっともう流されてる」
「……じゃあ、どうするんだ」



ナミはおれの言葉に、ゆっくりと顔を上げた。
その頬も魚の腹のように白い。



「ログの指す方へ向かうわ」


ブルックが黙ったまま素早く顔を上げた。
眼球のない真っ黒の穴は愕いてナミを見つめていた。


「待てよナミ!ル、ルフィは」
「ここにいてもルフィは見つけられない。それに……私たちの食料がなくなる」
「ルフィは泳げないんだぞ!!」
「こんな波じゃ常人だって泳げないでしょう!」


荒げたナミの声に、チョッパーがびくりと肩をすくめた。
その様を見て、ナミは気まずそうに目を逸らす。
再び嫌な沈黙が落ちた。


「アイツは死なねぇ」


うわ言のようにサンジが呟いた。
ああ、死なねぇとゾロが続く。
まるで遠く離れた場所にいる何かをじっと見据えているみたいに、二人の目は動かない。


「処刑台から何度も降りてきた男だ。能力者だろうとなんだろうと、海に落ちたくらいで死ぬようなタマじゃねぇよ」
「そ、うだ!ルフィはどっかの島に流れ着くに違いねぇ!!」
「海王類に助けられてるかもな!!」
「ヨホホホホクジラさんが助けてくれるんじゃないでしょうか!」


そうだそうに違いねぇと、おれたちは口々に言い合った。
ロビンでさえ、「船長さんなら泳いでしまうのでは」なんて言って少し笑っていた。
この近くに島なんてないことも、海王類が人間なんて餌同然に思っていることも、ルフィが泳げないことだって、誰もがわかっているのに。
わかっているなんて怖くて口にできなかった。
おれたちはそれを何度も繰り返し言えばいずれ真実になるような気がして、飽きることなく、びしょ濡れのまま、ルフィが生きているはずの理由を探し続けた。

船はログに従う。








翌日の昼前まで、雨は続いた。
波は高くサニーの頬を濡らし続ける。
ナミが机の上に海図を広げて視線を落としたまま動かなくなって、もうしばらく立つ。

ゾロは展望台で海を見つめ続けた。
サンジは温かいスープを九人分作った。
チョッパーは医務室から出てこない。
ロビンはナミの向かいの席で黙ってコーヒーをすすっていた。
フランキーは潜水艇が荒波の中でも上手く作動するよう工房にこもっている。
さっき男部屋で、ブルックがルフィの脱ぎ捨てた服を手に取っていた。
そしておれはこうしてなすすべもなく、水平線ばかりを眺めている。
ときおり食堂に戻ってロビンと二言三言かわすも、景気のいい言葉なんて現れるはずもない。



医務室の前を通りかかると、中からぐずりと水音がした。


「チョッパー?入るぞ」


ドアを開けると、薄暗い中ぼんやりと小さな影が浮かんでいた。
独特の、消毒薬のにおいがすうっと鼻を通る。
チョッパーの小さな耳がぴくんと跳ねるように動いたが、回転いすの上で縮こまるようにして俯いている顔はおれの方を見ようとはしなかった。


「チョッパー?」
「おれいやだ」


おれが室内に入り扉を閉めると、外から入り込んでくる光が一気に減った。
そのためチョッパーの姿が見えなくなってしまったが、すぐに目が慣れた。
チョッパーはこちらを見ていた。
大きく丸い目が、暗闇の中でも湿って揺れているのがよくわかる。


「ウソップ、こんなのおかしいよ」
「チョッ……」
「おかしいだろ、おかしい、おかしすぎる。ナミも、サンジも、ロビンも、みんなみんな」


まるでおれが責められているようで、頭は早く目を逸らしてしまいたいと思っているのに視線は一ミリたりとも目の前の小さな生き物から動かなかった。
チョッパーの目からほろりと滴が落ちた。


「なんでみんな、へ、へいきに、ルフィを放っていけるんだよ」
「平気なわけないだろ」
「それでも、おかしい、変だ。食料なんて、みんなで釣りすればいい。次の島になんていかなくていい」
「そうやって上手くいかねぇってアイツらにはわかってんだよ」
「ルフィが乗ってない船を進めるなんて絶対変だ!!」


チョッパーの声に扉が軋んだ。
おれは目を丸めて佇むしかできなかった。
チョッパーの顔はもうどろどろに濡れている。
ふわふわのはずの毛は涙でかさついて、その下に隠れた肌に張り付いていた。



「ルフィは泳げないんだぞ!それに、の、能力者は泳げないだけじゃない、もがくのだって難しいんだ。力が抜けて、苦しくて、塩辛い水が流れ込んできて、むせるとまた水を飲んで、そんでまた苦しくて」
「やめろよ」
「どこかに流れ着くなんて、そんなことがあるならおれたちがとっくにその島に辿りついてる。海王類に見つかったら食べられて終わりだ。そんなことになる前に、おれたちはすぐルフィを探しに行かなきゃなんねぇのに」
「チョ」
「なんでわかんねェんだよ!!」


それだけ叫んで、ぱたりと電池が切れたように机に伏してしまったチョッパーにおれは取りつくしまもなく、そのまま黙って部屋を出た。
情けなくも気圧されたようで、しばらく歩くことができず医務室の扉に背中を預けた。


ルフィが生きているとか、死んでいるとか、そんな心配を今までしたことがなかったから、心配の仕方がよくわからないんだろう。
アイツが闘いに負けたらとか、また無茶をしたらとか、そんな心配はしたことがあるけど、生き死にの心配をルフィに当てはめるのはそれこそ変な気がしてしまう。
今まで誰よりも近くでルフィの、みんなの命を預かってきたチョッパーは、ルフィの生死が自分の手にゆだねられなかったことが悔しいみたいに、怒っていた。


「ウソップ」


サンジがひょこりと食堂から顔を出した。


「飯だ」
「おう、チョッパーにも」
「アイツ食うか?」


首をかしげるおれに、サンジはあくまで煩わしそうに眉をしかめて後頭部のあたりをガシガシと掻いた。


「おれがあとから持ってくわ」


冷める前にお前は食え、とサンジはドアの向こうに頭を引っ込めた。
カツカツと下から上がってくる細い足音はブルックだろう。
おれはようやく医務室の扉から背中を引き剥がし、食堂へと足を動かした。

食料不足だと数日前からサンジは唸っているが、だからと言って急に食事が貧しくなるなんてことは一度もなかった。
素人が見ても栄養バランスは最高だとわかるし、なにより旨い。
フランキーはすでに机に頬杖をついており、おれに続いてブルックが入ってきた。
少し遅れてゾロも。
ナミとロビンが配膳を手伝っていた。


「量はちょいと少ないかもしれねぇが、我慢してくれ」


サンジはまるでそれが罪であるかのように申し訳なさそうに言った。
文句をいう奴なんてひとりもいない。
せめてひとりでも文句の一つ言ってくれていたら、少しはこの空気も軽くなったかもしれないのに。

温かいスープを飲みパンをかじると泣きたくなった。
おれはルフィのいない船で、なにメシ食ってんだろう?








その日の日が沈む前、幾分波が穏やかになったのでフランキーが潜水艇で探索に行った。
ナミは潮の流れが読めないから闇雲に探すしかないと言っていた。
ルフィはみつからなかった。

次の日の朝は、雲は多いがところどころ青色が覗く、風も凪いだいい空だった。
島影は未だ見えず、穏やかな風は一向に船を進めてくれない。
船底では懸命にパドルが動いているが、コーラ節約のためエコ運転中だ。
とろりとろりと水面に漂うおもちゃの船のように、サニーは海の真ん中に浮かんでいた。


展望台を上っていくと、金属と少しのゴムのにおいが鼻をかすめる。
そっと部屋の中をのぞくと、思った通りの背中が見えていた。
猫背気味の背中から滲みだすゾロの気迫は、今日は、いや一昨日のあの時から少しずつ増している。
それは同じ船に乗って同じ日々を過ごし背中を預け合う(おれには預けられないかもしれないが)仲であるからこそわかることのひとつだ。
しかしそれに反して、ゾロの背中は、日に日に薄くなっていた。
水彩画が少しずつ水で滲み溶けていくように、薄く、薄く…


「ゾロ。見張り代わるぜ」
「いい」
「よくねェよ。お前いつからそこにいると思ってんだ?ケツ床擦れしちまうぜ」
「筋トレするついでだから、いい」


ゾロはかたくなにこちらを見ようとしなかった。
ギンと鋭い視線を景色の変わらない海面に投げかけ続け、そうしていればいつかぽこりとあの麦わら帽子が浮いてくるんじゃないかと待っているかのように。

ルフィという大きな存在を見失って、それでもこうしてばらつかずにいられるのは、ゾロの力によるところが大きい、とおれは思う。
こいつがいなければおれたちは行く先もわからない。
本当の行き先へと船を導くことができるナミにおれたちが従うこともできなかっただろう。

諦めてゾロに背を向けると、背中合わせのまま名を呼ばれた。
首だけで振り向き、うん?と返す。


「島は。ナミはなんて言ってる」
「ああ…まだ先になるらしい。舵がとれる天候になったけどスピード上げらんねぇし」


そうかとゾロは呟いた。
なあゾロとおれは呼びかけた。


「ルフィ、見つかるよな」


ゾロの背中は猫背のまま動かなかった。


「死なないもんな、アイツ」


動かない背中はしばらくそのままで、少ししてようやくああと返ってきた。
おれは満足して部屋を出た。










その日の夕食時には、チョッパーが食堂に来た。
愛らしいはずの瞳は陰鬱そうで、それでも出されたサンジの料理はきちんと平らげて、とてとてとおぼつかない足取りで医務室に帰っていった。

今日の夕食は、パン二つと、野菜のスープと、鶏肉のソテー。律儀にみかんシャーベットのデザートまで。
肉が今日でなくなると、サンジは言った。
悪いことと言うのは重なるものだ。
ルフィが海に落ちる事件がなくても、我が船の食糧事情は深刻になっていたに違いない。
しかし、大丈夫だお前らの飯の面倒はおれに任せろと笑うサンジの頬は不健康そうだったが、その笑顔におれたちが幾分か救われたことは間違いない。

そしておれは相も変わらず、こうして今日もパンをかじっている。
隣に座ったブルックは、何を考えているのか厨房で忙しく動くサンジの背中をじっと見ていた。




翌朝は早く目が覚めた。
船底からぶるんと起動音が聞こえたからだ。
寝そべったまま、フランキーがまたルフィを探しに行ったのだとわかった。

食堂の扉を開けると誰もいない。
朝食の仕込みで朝の早いサンジもまだいないところを見ると、おれはどうやら相当早く起きてしまったらしい。
次第に脳が目覚めてくるのにあわせて、腹のほうも朝飯を期待してぐるるとうるさい。
ちょっと黙れと腹に喝を入れて、暇つぶしでもしようかと図書室へ向かった。

めったに足を踏み入れる場所ではない。
だからか、何となく遠慮がちにドアを開けた。
そして驚いた。
ロビンが座って本を読んでいる。


「ロビン!?」
「あら、おはよう」
「はよ、って、おめぇも朝早いな」
「ええ、本を読んでいて」


らしいな、と呟いておれはぐるりと辺りを見渡した。
書棚の前をなんともなしに歩いていく。
本棚に並べられた書物たちが怪物のように圧倒してくる気がして、本を手に取ることもなくうろうろと所在なくさまよった。
ちらりと端目でロビンを見てみると、ふわあと口を開けてあくびをしている。
なんだ眠いんじゃないかと少し笑ってから、ふと思い当った。

ロビンはいつも夜、サンジにコーヒーを入れてもらっていた。
就寝前の一杯の割にロビンが飲むコーヒーはいつも濃い。
宵っ張りのロビンはそれを飲みながら本を読んでいて、眠るのは2時ごろになることもしょっちゅうだといつだかナミがこぼしていたことがある。
それにおれは、ナミがロビンを起こしに行く場面に何度か遭遇している。
その日の天候と船の進み具合をチェックするために朝の空と海を目視するナミと違って、意外とロビンは朝に弱いのだ。

そんなロビンが今日は朝に、しかもわざわざ図書室で本を読んでいる。
おれの視線に気付いたロビンがこっちを見てはにかんだ。
あくびをしているところを見られたと思ったらしい。
おれはすぐに言葉が出てこなかった。
そんなもどかしい語彙たちを、喉に手を突っ込んでひっぱりだすようにしてようやく声を出した。


「ロビン、お前寝てねぇのか?」


口元にあてた手をぴたりと止め、ロビンはついとおれをみた。
そしてまた、あくびがばれたことに照れたのと同じ表情で笑った。


「そうだな?寝てねぇんだな?一昨日からずっとか?ここから海見てたのか?」
「そんな矢継ぎ早に質問しないで頂戴」
「眠れねぇのか?それともわざと寝ないのか?」
「どっちもよ」
「どっちもって……」


ロビンはソファの背にもたれたまま、首を回して窓の外に目をやった。
相変わらず重たく水分を含んだ雲がたちこめている。


「昔、心配事がある時は寝ないようにしていたの。そういう心配って必ず当たったから。すぐに逃げ出せるように、ね」


寝ないようにしていた習性のため、条件が当てはまれば今でも眠れなくなる。
大丈夫よとロビンは歌うように言った。


「あまり疲れてはいないの。敵襲もないし、あれから嵐もないし」


チョッパーだって気付いてない、大丈夫。
そう言ってふわりと笑う。
ロビンはパタンと膝の上の本を閉じた。


「そろそろコックさんも起きてるんじゃない?コーヒーを入れてもらおうかしら」


豆は切れてないみたいでよかった、と呟きながらロビンは部屋から出ていった。
逃げた、と思った。



ルフィがいなくなって、おれたちの中心がすっぽり抜けてしまった。
でもそれだけじゃなかった。
おれたちの行く先、未来が、またたく間に見えなくなってしまったのだ。

おれたち8人は断崖絶壁に並んで立っている。
先にあるはずの未来が抜け落ちてしまったから、一歩でも踏み出せば落ちてしまう。
つま先が崖を削るほど、もう、ギリギリだ。
危うい均衡をどうにか保ってオレたちはまだそこに立っていられるが、少しでも風に背中を押されれば簡単に足元をすくわれる。

このままじゃ誰かが倒れ落ちてしまうのは、目に見えていた。










ルフィとはぐれて四日経った。
せめてあいつの草履だとか、大事な麦わら帽子だとか、何でもいいから流れてこればいいのにと考えなしに思う。
でも流れ着いたそれらのモノを見て平常心でいられるだろうかと考えて、すぐに無理だと思った。

サニーのエネルギーであるコーラ樽は日に日に軽くなっていく。
懸命にパドルは動いてくれているが、サニー号はまるで後ろを振り返って行きたがらないかのように、思うように進んでくれない。

当たり前だが一昨日から毎日のおやつの時間が無くなった。
少し口寂しい気もするが、そもそもルフィがいなければおやつをせびる人間がいないのだ。
船乗りのくせに贅沢してたんだなあと、少し、反省する。



今日は一日、甲板でぼうっと過ごした。
フランキーは毎日一人で潜水艇に乗っている。
誰にも相乗りさせないのは、きっと長い潜水中に嵐に遭ってもしものことが起こったときを考えているんだろう。
アイツは言やあしないけど。

今日の朝も図書室をそっと覗いた。
ぐるりと部屋を囲むように備え付けられたソファの、昨日と全く同じ場所で、今朝もロビンは本を読んでいた。
もう声はかけなかった。


気が付けば、すでに太陽は水平線ギリギリにまで沈んでいた。
おれは欄干に手をかけたまま何時間過ごしていただろう。
そういえば釣り糸を仕掛けて置いたんだったと竿を上げたが、案の定軽い。
大丈夫、期待はしていなかった。
サンジにごめん今日も釣れなかったと伝えると、いつもなら『気合い入れやがれ長っ鼻』とどやされるところを、今日は仕方ねぇの一言で済まされた。

サンジは最近、短くなった煙草に火を点けず咥えている。
大量のストックがあるはずのそれも、そろそろなくなりそうなのかもしれない。
だからか、一段と沈みがちな食事時に唯一饒舌になるサンジも昨日の夕食時あたりから無口になった。
口を開くとニコチン不足の八つ当たりでもしてしまいそうなんだろう。



夕食を終えると、おれたちはすぐに各自の居場所へ引っ込むようになった。
長く食堂に留まっているのは片づけと仕込みに追われるサンジと、その手伝いをするロビンとブルック、そしてたまにおれ。
8人がすぐにばらばらになることはやっぱり少し寂しいが、みんなの気持ちはわかるから何も言えない。
ルフィがいない静かな空間を、少しでも味わいたくないんだろう。


「ウソップ、お前もういいぜ。先風呂入ってこいよ」
「おお」


サンジに暇をもらったので、遠慮なく風呂に入ることにした。
今誰か入っているだろうかと考えながら階下へと降りていくと、アクアリウムバーの中からことりと物音がした。
こんな時間にここで過ごす奴がいただろうか。
ブルックはよく水槽を見ながら何か楽器を弾いていたりするが、今ブルックは食堂でサンジの手伝いをしている。
フランキーか?
オレはドアを開けた。
覗き見するように少ししか開けられなかったのは、情けない話怖かったからだ。
なんとなく、誰もいないような気がした。
それなのに物音がするなんてホラー以外の何物でもない。

中は暗かった。
人影は見えない。
ひええと頭の中で情けない悲鳴が響く。
ネズミか?そうだそうに決まってる。

思い切ってドアを全開にしてやろうとノブを握り直したそのとき、背後からぬっと手が伸びてきておれが開けようとしたドアを押し返した。
突然のことに驚いて小さく声を漏らした。
煙たいにおいがする。


「サン……」
「しっ」


静かにしろと目で命じて、サンジはおれの頭の上からおれと同じようにバーの中をのぞいた。


「お前さっきまで厨房に……」
「ナミさん呼びに来たんだよ」


ひそひそと囁きあうおれたちは暗闇の中目を凝らす。
水槽と同じように空間をぐるりと囲むソファの一部に少しずつ人影が浮き出てきた。


「……ナミ……?」


ナミは酒を飲んでいた。
ゾロのように瓶を自分の横において、氷の入ったグラスを手に持っている。
たしかあの瓶はいつもゾロが飲んでいるキツイやつだ。
ナミはあまりひとりで呑むようなタイプではないから驚いた。
サンジも同じく驚いたようで、声を出すこともなくじっと見入っている。

グラスの中身をぐいと呑みほし、ナミはすぐに瓶を傾けた。
しかし瓶はもう空になっていたようで、ナミはソファへそれを放り投げた。
それと同時にとさりとソファに背中を預ける。
くしゃりと前髪を掴んだ左手が、震えていた。

おれたちはそっとドアを閉めた。


「紅茶入れてあるけど、お前飲むか」
「いや、オレいいや」


サンジは当初の目的を果たすことなく、食堂へと戻っていった。
おれは見てはいけないものを見たような、誰も責めていないのに責められているような、どうにもやりきれない気持ちを抱えて風呂場へと向かった。


歩きながら考えた。
ルフィを置いて、考えたくないけど、冷たい海に沈んでいくルフィを残して船を進めていくのはどんな気分だろう。
この船に乗るおれたちを行先へ届ける使命と、ルフィを思う感情の狭間に、ナミは潰されやしないだろうか。
気丈に、一切の迷いもなくまっすぐに立つ天才航海士は、ぺりりと一枚皮をはがせばただの女だというのに。
おれたちはナミの強さに甘えている。

そんでも酒はいけねぇよ。ナミ。

酒に頼るくらいなら、おれたちに頼ってほしい。
そんなにもおれたちは頼りないものだっただろうか。
ルフィがいない今、いいやそんなことないと自信を持って首を振ることはできない。








次の日は、雨だった。
ずっとおどろおどろしい雲が立ち込めていたが、どうやら限界が来たらしく雲に収まりきらなかった水分がぽつりぽつりと落ちてくる。
甲板で釣りをしたいところだが、いつ波が高くなるかわからない。
危険を避けて部屋で大人しくしているよう、ナミに言い渡された。
ちらりとナミの顔を覗き見るとすぐにばれて、とげとげしい声で「なによ」と返された。
なんにも、なんにも。

そしてその日の昼食のときだった。
相変わらず静かな食事風景で、メニューはピラフ。ちょっと小盛り。
サンジ以外の全員が席に着き、もくもくと平らげていった。
おれも例にもれず、食えるときに食わなければと懸命に口へと運ぶ。
隣にいるブルックが、スプーンを手に取ろうとしなかった。


「ブルック?食わねぇのか?お前一応腹減んじゃねぇの?」


ブルックの真黒な眼窩はいつかのように、夕飯のスープを味見するサンジの背中に向けられていた。
他の奴らもそれに気付き、ブルックとサンジへ交互に視線が注がれる。


「ブルック?」
「サンジさん、ご飯食べましょうよ」


サンジは振り向かずに言った。


「おーおー、後で食うからよ。これ先に仕上げちまいてぇんだ」
「そんなの後でいいじゃないですか。今一緒に食べましょうよ」
「おっまえ、わかってねぇなあ。スープってのは熱いうちに仕込んでだなあ…」
「いつからですか」


スープをかき混ぜるサンジの手が止まった。
ブルックの言わんとすることに気付いたおれを含むクルーたちが、目を見張ってサンジの背を見つめた。



「サンジさんいつから食べてないんですか」



サンジは微かに笑いを残した微妙な顔のまま振り向いた。
ああサンジも、嘘が上手い方じゃない。
サンジはぎゅっと眉間に皺を寄せてわざとらしく顔をしかめて見せた。


「なに言ってんだテメェ、ふざけたこと抜かしてねぇでさっさと」
「サンジくん」


ナミが立ち上がった。
ゾロは敵でも睨むかのような視線をサンジに据えている。


「食べてないのね?食料、もう足りないのね?」
「ナミさ」



ナミが唐突に、サンジのシャツの裾を捲り上げた。
サンジが慌てて引き下ろそうとナミの手を掴んだが、露わになったサンジの腹部におれたちは息を呑む。
フランキーの手からスプーンが落ちる。

ひとは、たった五日ばかりでこんなにも肉が削げ落ちてしまうもんなんだろうか。
サンジの腹はささやかな腹筋を残して、あばらが浮いていた。
痩せた腹部はとても成人男性のものとは思えず、病的に栄養が足りていないことは明らかだった。
ナミ自身もこれほどとは思わなかったのだろう。
服を掴んだ右手をそのまま、目を見張っていた。
サンジがナミの指を一本ずつほどくようにしてシャツからはずした。


「テメェ、どういうつもりだコック」
「どうもこうもねぇよ」


ねめつけるようなゾロの視線を避けて、サンジはぶっきらぼうに言い放った。


「オレァコックだ。この船の厨房を任されたオレが、テメェらにひもじい思いさせてまで名乗る料理人としての名はねぇ」


しんと冷えた沈黙が部屋を包んだ。
ぱた、と大きな滴が落ちた。


「死んじゃうわ、サンジくん」
「ナミさん」
「いやよ、こんなの」


──もういや。
そう言ってナミは泣き崩れた。
あれからナミがみんなの前で見せる初めての涙だった。
チョッパーが泣き出した。
フランキーがサングラスをかけて俯く。
ブルックが俯いて、大きな眼窩から大きな水滴を落とした。
ロビンさえも、静かに、頬を濡らす。
サンジは呆然と足元にうずくまるナミを見下ろして、ゾロは自分の膝小僧を睨み続けた。

そしてかく言うおれも、あられもなく泣いた。
泣いて、泣いて、それでも涙は止まらなかった。
だってこんなことがあるだろうか。
あのルフィが、いつでも底抜けに明るい顔で面倒事も厄介ごとも引っ掻き回しては大口を開けて笑い、何度も死にかけては這い上がって先へ先へと進んできたおれたちの船長が。
船から落ちて溺れ死ぬ未来が、いったいいつから用意されていたというんだろう。

それでもみんなわかっているんだ。
ルフィが生きてなんかいないことを、みんなわかっている。
食べるものがなくたって、おれたちはルフィさえいればやっていけたのだ。
人一倍腹が減ったとうるさいルフィがいてくれたら、その声を聞いていれば、おれたちは食料不足などとるに足らないことだと笑っていられた。
だけどこうしてルフィがいない今、おれは、おれたちはひとりずつほどけていく。
ルフィがおれたちをきつく結びつけてくれていたのに、あっけなく、ほどけていく。


もう戻ってこない。


ルフィが死んだ。


















「そりゃおめぇら、大変だったんだなあ」


頬袋をリスのようにふくらませて、ルフィは他人事のように感心してみせた。
その言葉を聞いて、またいくつもの拳と足がルフィに打ち込まれる。
ルフィは口の中の食べ物が飛び出さないよう口元を押さえて、殴られすぎて腫れた顔のまま、でもと言った。


「アレだな!うしろよければなんでもよし!みたいな」
「終わりよければ、でしょうが」
「それだ」


ナミに呆れ顔で訂正されても、ルフィは平気な顔でそうそうと頷いた。


「んでナミ、次の島はあとどれだけで着くんだ?」
「そうね、この間みたいな嵐にさえ合わなかったらあと五日ってとこかしら」
「五日かあ。まだまだだな」
「今までの航海を思えばすぐでしょ」



そうか?とルフィが腑に落ちない顔で首をかしげた。
ルフィがそうでも、おれたちにとって今日までの五日間の航海は、時が止まったかと思う程長かった。

ロビンがキッチンからトレイに乗った紅茶を運んでくる。
チョッパーは医務室でサンジを診ている。
フランキーがコーラのお代わりをロビンに頼んで、ナミがペン先の反対側でこめかみを掻いた。
ゾロがダンベルを持った片手を断続的に上下させながら新聞をめくる。
ブルックが気持ちよさそうにげっぷした。

ありふれた光景が、いま目の前にある。














どーんと、大きな水柱が上がった音がした。


「……なに?」


うずくまっていたナミが顔を上げた。
俯いていたおれも、泣きはらした顔を食堂の外、自然と扉の方へと向けた。
どーん、どーん、と絶え間なく激しい砲弾の音がする。


──敵襲だ。


みんながそう理解した瞬間、ほどけていた何かがものすごい速さでどこか中心に集まったのがわかった。

この広い海でちっぽけなおれたちが生きていくには、いつでもひとつでなくちゃいけない。
たとえいまルフィがいなくても。
愛すべきアイツの姿がこの船の上どこにも見えなくても、いつかアイツが帰ってくるときのために、おれたちは一丸となってアイツの目印とならなきゃいけない。


そのことを、おれがどうしてこの瞬間気付いたのかはわからない。
どうしてみんながこの瞬間に気付いたのかもわからない。
でもみんながこの瞬間に気付いたということはわかった。

おれたちはそういう一味なのだ。




「準備を」



ゾロが呟いた。
皆の目が据わり、各々武器に手をかける。
チョッパーがサンジに駆け寄った。



「開けるぞ」


ゾロがドアノブを回した。
外は雨。
ドアを開ければそこはいくつもの敵船が……


という景色を想像していたおれは、目の前のあっけない景色に目を見開いた。
みんなもそうだったのだろう。
それぞれおもいおもいの声を漏らしている。

さわさわと細かい雨が降る甲板の向こうには、一隻の軍艦が浮いていた。



「海軍だ」
「一隻だぜ」
「ほんとにこれだけか?」
「もっと後ろにいっぱいいないの?よくみて」
「いねぇって……うわっ」


またもや砲弾が放たれた。
それはひゅうっとこちらに飛んできたものの、サニー号の目前で落下する。
まるで敵意が感じられなかった。



「どういうことだ、こりゃあ」
「まるで私たちに何か言いたいようですが」
「海軍に知り合いなんていたか?」
「それはもう、たくさん」



おれたちが目の前の不可思議な光景に対して懸命に頭をひねっていると、聞こえてきた、声。

全員の視線が一斉に軍艦へと集まった。
聞き紛うはずがなかった。



軍艦から何か飛んでくる。
砲弾ではない。
砲弾より細長くて……赤くて……人型で……


「ル」
「おぉーい!!」


どがん、と砲弾の音より激しくて荒々しい音が間近で起こった。
おれたちの目の前、食堂の入り口でもんどりうって着地したルフィは事もなげに体を起こした。



「よっ!」



おれたちはやっぱりついに限界が来ていて、腹も減っているし、疲れているしで、白昼夢でも見ているのかとおもった。
それでも、固まってしまったおれたちを怪訝な顔で見つめる目の前の男は、ルフィ以外の何物でもない。
は同時に叫んだ。



「ルフィー!?」
「おうっ、よかったぞ出会えて!!」


チョッパーがルフィの腰元に抱き着いた。
ルフィはそれを受け止めて、嬉しそうにみんなの顔を見渡す。


「なっ、なん、なっ…」


言葉の続かないサンジに、ルフィはあっけらかんと笑った。



「おれ落ちたじゃねぇかよぉ。んで、流れて、雨もすげぇし波も高ぇしで、死んじまうかと思ったぜ」


あっはっは。
おれたちはぽかんとその顔を見つめることしかできない。
まだ、みんなの頬は涙で濡れているのだ。


「息も苦しいし、アタマももげそうでこりゃどうにかなっちまいそうだと思ったら、アレがあったわけよ」


そう言ってルフィが指さすは、先ほどルフィが飛んできた海軍船。
まさか、とみんなの視線が再びルフィに戻った。


「波が高すぎて、逆に沈まずに済んだんだわ……」


ナミが呟いた。


「ロープが伸びてたからよ、それに掴まってたんだけどさあ。力はいんねぇしやっぱ駄目だと思ったら、これがまたちょうどいいところでおれを引き上げてくれたんだよ」


ここからのルフィの話はいまいち要領を得なかったので、おれが要約させていただく。

つまりそうして軍艦に引き上げられたルフィは、一気に弱りきった姿を数百人の海軍の前にさらされた。
しかしそのときのルフィは、ギア・サードのおかげでまだ小型化していた。
すぐにルフィだと認識できなかった海軍たちが様子を見ているうちに、ルフィはすぐに元の大きさへと戻ってしまう。
引き上げたのが『麦わらのルフィ』だと気付いた海軍は慌てふためいてルフィを捕えようとしたが、小さな島への巡回へと廻っていた下っ端の水兵ばかりの軍艦の上、またたく間に押さえつけられてしまったのは海軍たちのほうだった。
それからルフィは適当な水兵に船を動かさせ、自分は軍艦の冷蔵庫を荒らし、サニー号を探していたのだという。


なんてこと、とおれたちは呆然とした。
ルフィはまるで健康体で、大量の食糧をひきつれて、帰ってきたのだ。

未だ二の句が告げず立ち尽くしているオレたちを、ルフィはさも不思議そうな顔で眺めまわした。
そしてひとこと。


「サンジ!腹減った!!」


またたく間にみんなの拳がルフィを襲った。
かくいうおれも、汚らしく泣き叫びながら、ルフィを殴り続けた。


やっぱりおれたちは単純で、馬鹿馬鹿しくて、とても脆い。
ただ、そういうおれたちを、おれは、とてもあいしてやまないのだ。


(2015.02.21 改稿)

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