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OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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ハナノリさんにいただいたサンナミ【37】からむんむん続いた妄想の切れ端みたいなおはなしです。
短く区切って更新中。
前回のサンジバージョンはこちら→【01】










取り立てて騒ぐほどのことじゃない。
だって、だだっぴろい海の上じゃない。
あんただってそういう気分にはなるでしょう。
私はなった。
それに、いいじゃない。
あんた、私のことが好きなんだから。
セックスの一度や二度で、そんな顔しないでよ。









彼と寝た二回目の、次の朝。
私がキッチンに行った頃にはゾロ以外の全員が揃っていた。


「おはよう」
「よーっす」


その場にいた男共は一様に、手を上げるなりなんなりして、眠そうな顔で挨拶をよこした。
エプロン姿のサンジ君だけがしっかりと振り返って、「おはようナミさん」とほかほかする笑顔を見せた。


「おはよ」
「もうすぐパンが焼けるから、ちょいと待ってくれー……っとオラ長っ鼻、メシ運びやがれ」
「へいへい」
「チョッパー、寝くされマリモ野郎起こしてきてくれ」
「おう!」


私の横を前後でウソップとチョッパーが通り過ぎる。
ウインナーの焼けたいい匂いが届いて、胃を刺激した。


「座らねぇのか、ナミ」


ルフィがきょとんと呟くので、私はそそくさと席についた。


なんだ、拍子抜け。
そう考えてから、じゃあ一体私は彼のどんな反応が欲しかったというのだろうと自問した。
バカみたい。
これじゃ私の方が、よっぽど後腐れしてるみたいじゃない。




サンジ君のごはんは相変わらず美味しくて、私は朝からスープをおかわりした。
サンジ君は嬉しそうによそってくれた。

まるで何も変わっていなかった。
かすかに下腹部に感じる裂傷のような痛みだけが、私とサンジ君を繋げていた。











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 麦わら一味では基本オールキャラかつサンナミ贔屓。
白ひげ一家を愛して12416中心に。
さらにはエース女体化でポートガス・D・アンとマルコの攻防物語。



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足りん
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