OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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サンジと会ってんのかと、明太子パスタを口に運びながらウソップは尋ねた。
突然現れた彼の名前に、少なからず私は目を泳がす。
そんな必要もないとわかりながら、早口でうんと答える。
「ふーん」
ウソップはくるくる器用にフォークを回し、取り込まれて行く麺を眺めている。
ナミちゃん、と高い声が唐突に割り込んだ。
「おかわりあるのよ、どう?」
「もうお腹いっぱい、ありがとう」
「そう、あんたは?」
ウソップはその声に頷きながら、皿を持ち上げて中身を口に流し込んだ。
もぐもぐしながら、くぐもった声で「くう」と答える。
ウソップのお母さんは、汚いねまったく、とウソップをたしなめながら彼から空いた皿を受け取った。
土曜日の午後、私はたまにウソップの家にお邪魔する。
勝手知ったるもので、彼の優しい母親は私の分の昼食も用意しておいてくれるのだ。
だから私たちはまるで子供同士の友達みたいに、彼の家でお昼を食べる。
たわいもない話をしながら。
二人暮らしのウソップの家は大きくないが、そのぶん温かみが凝縮されているようで私は好きだった。
どこからともなく木材と絵の具の香りがするところも。
おかわりのパスタを啜るウソップはそれきりサンジくんのことを尋ねたりしなかったので、彼がどういうつもりで私に尋ねたのかわからないままだ。
そんなふうに中途半端に放り出されると、思わず聞かれてもないのにこちらから話してしまいそうになる。
サンジくんとは、あれから時々会っている。
それも、週に一度くらいのペースで。
いつも大学前のバス停で待ち合わせ、街でご飯を食べ、ぶらぶらと目的もなく歩き、カフェでお茶をして、話をする。
サンジくんはよく話し、私の話もしっかりと相槌を打って聴く。
いつもにこにこと愛想が良くて、ソツがない。
まるでそういうことに特化した機械みたいだと哀しいことを思いながらも、私は彼に呼び出されるとほいほいと丘を降りるのだ。
初めて一緒に歩いたあの日以来彼は私を自分の部屋に誘うことはなかった。
私のように、いちいちどうして?と疑問を抱かずに来てくれる女の子が、他にいくらでもいるのだろう。
どうして絵を描かないのかとあのとき尋ねなければ、さながら補欠のような今の立ち位置にはいなかったかもしれない。
そう思いながらも、彼は私に電話をよこし、私は彼からの電話を心待ちにし、時々こちらからも電話をかけた。
サンジくんのことを考えると、それどころか彼に似た背格好の男の人とすれ違ったり金髪の人を見かけたりすると、途端に視界がぎゅっと狭くなり息が苦しくなった。
とてもしあわせとはいえないその感情を、それでも私は嫌いではなかった。
サンジくんからの連絡は気まぐれで、会ったとしてもサンジくんはただひたすら優しいだけで、私が望む何かをしてくれるわけではない。
そもそも私は彼に何を望んでいるのか、自分でもわからなかった。
彼と会い、別れ、また次に会うその瞬間まで、私は甘い水をしっとりと吸った真綿を少しずつ喉に詰められるみたいに、苦しい日々を過ごすのだ。
「そのイベントスタッフを募集しててよ」
ウソップが話しながらフォークをテーブルに置いた。
その音で顔をあげる。
ウソップは律儀にごちそーさん!と言った。
私もそのすぐあとで、ごちそうさま!とウソップのお母さんに声をかける。
お皿をシンクまで運び、洗うのを手伝うと申し出たが、彼女にやんわりと断られた。
今日は随分調子がいいの、と。
「その代わり、コーヒーを入れてくれない?」
彼女に言われたとおり、私はお湯を沸かし、知った場所にあるコーヒー豆の缶を手に取った。
ウソップがカップを三つ取り出しながら、話を進める。
「それが思うように集まんなくてオーナーが困ってんだよ。もしよかったら、ナミやってくんねぇ?」
「なに?」
おいっ、とふざけ調子でウソップがツッコミを入れた。
「だから!展覧会のイベントスタッフだって。お前話聞いてなかっただろ」
「ごめんごめん、でもそういうの、ベルメールさんがいいって言うかなあ」
我が家はアルバイト禁止である。
「勿論ムリは言わねェさ。でも本気でオーナーが困っててよ。おれも絵出させてもらったり世話んなったことある人だから、なんとかしてぇんだ」
ナミさえ乗り気ならおれからもベルメールさんに頼むしさ、と拝まれたら、私はとりあえず保留で、と言うしかなかった。
その日はウソップのバイトの時間まで、だらだらとウソップの家で時間を過ごした。
ウソップとというより、彼のお母さんと話をしていた時間のほうが長い。
体調を崩しやすい彼女もその日は本人の言った通り調子がよかったらしく、会話を楽しんでくれた。
途中カヤさんから電話がかかってきて、ウソップはバイトの時間より少し早く家を出ることになった。
それに合わせて私も彼の家を後にした。
夕食のとき、ベルメールさんにそれとなくウソップに言われた件を話す。
詳しいことは私もわからないままだったので、ベルメールさんにも詳しく説明できるわけではない。
ベルメールさんは私の要領を得ない話を聞いて、ふーんと相槌を打った。
「いいよ、手伝いなんでしょ」
あっさり出た了承に私は拍子抜けして、向かいに座る母を見やった。
ベルメールさんは咀嚼をしながら、フォークに刺した鶏肉でみかんソースを掬う。
「あんたは頭も要領もいいし、迷惑かける心配ないから。それに今はうちが暇だし、いいよ」
そうね、暇暇、とノジコが相槌を打つ。
今の時期、みかん農家はオフシーズンなのだ。
オフシーズンと言ってもやることはあるが、受粉や出荷など大掛かりな仕事はない。
外で働いたことのない私にはたしてイベントのスタッフという仕事が務まるのかいささか不安だけれど、ウソップが私に頼んだのだからなんとかなるのだろう。
少しの好奇心もあって、私はウソップに承諾の返事をすることを決めた。
*
6月の日差しは薄い雲越しのためか、どこか丸みを帯びている。
梅雨の合間の晴れの日、私は丘を降りて待ち合わせ場所へ向かった。
サンジくんは清潔な白いシャツと、濃い紺色のパンツを合わせた姿で私を待っていた。
年相応の格好だと思うのに、彼はその中でも群を抜いてそれらの服装が似合うと思う。
けして子供っぽいわけでも大人びているわけでもない、彼らしいとしかいえない服を彼はよく知っている。
サンジくんは私を見つけると微笑み、「いい色だね」と私のラベンダー色のカーディガンを褒めた。
いつものように、私たちは彼が知る店で遅めの時間にお昼を食べる。
洒落たカフェやレストランのときもあれば、安くてボリュームのあることがウリの定食屋さんであったり、行列のできるラーメン屋さんであったりした。
そしてそれらの店はどれも、目が覚めるほどおいしいのだ。
「美味いカレーの店があるんだけど、辛いのは平気?」
今日はそう言って誘われた。
遅い時間にずらして繁忙時を避けたつもりが、店の外にはまだふた組ほど待っているらしい人の列があった。
あれ、とサンジくんは呟く。
「待ちになっちまうな。どうする?」
「いいわ、待つわよ」
平然とそう答えると、彼はにっこり笑った。
ぎゅっと心臓を鷲掴みにされ、あぁ、と息が漏れそうになる。
とんでもなく嬉しくなってしまったことがばれないように、私は少し俯いた。
結局並んだのは30分ほどで、異国の匂いがする薄暗い店内に入った頃には14時に近かった。
あー腹減った、と彼は言う。
「大学1年か2年のとき、毎日カレー食ってるヤツがいてさ。そいつ一人暮らしだったから、カレーは完全栄養食だーとかなんとかつって。次の年の健康診断のとき、まだ10代のくせに高血圧でひっかかってた」
「なにそれ」
私が口元に手を当てて吹き出すと、サンジくんもテーブルに肘を付いたまま笑った。
「頭おかしいだろ? つーかバカなんだよ。これがいいって思い込んだらそれしか知らないみてェに一直線でさ。そいつ最初はレトルトのカレーばっか食ってたから、おれがカレー作りにそいつの家行ってやったりして」
「料理、得意なのね」
んー、と頷くでもなく彼は水を飲む。
「嫌いじゃないけど」
「でもこの間、おそばおいしかった」
「そば?」
「ほら、ゾロの家で」
サンジくんは眉間にシワを寄せ、眼球だけを動かして斜め上のどこかを見た。
ルフィの引越しは四月のことだから、あれから二ヶ月ほどが経っている。
記憶をどこから引っ張り出して、あぁ!とサンジくんは大きな声を出す。
「そっか、あンときか!じゃあナミさん、ゾロのこと知ってんだったな」
「ルフィが一緒に暮らしてるもの」
「あぁそうだった!おれわりとルフィと会ってんだぜ。あいつおもしれぇから」
「そうなの?」
「ナミさんと全然似てねぇから忘れてた。そういやアイツ、ナミさんの弟だったか」
でも血は繋がってない。
そう言おうとしたとき、肌の色も髪の色も黒いエキゾチックな顔の男性がカレーを運んできたために言いそびれてしまう。
こんがりと焼き目を付け、オイルが表面でてらてら光るナンから香ばしいかおりが立ち昇る。
おいしそう、と声を漏らすと、サンジくんは嬉しそうに「美味いんだ」と言った。
「さっきのバカの話、ありゃゾロのことなんだ」
そう言って、私たちは食べている間ひとしきり数少ない共通の友人達の話をした。
カレーはバターのコクとスパイスがとてもよく合い、鼻に抜ける辛さもちょうどいい。
口の中に残るスパイスの辛味を食後のチャイで中和する。
サンジくんはチャイに砂糖を溶かしながら尋ねた。
「ナミさんちって、門限とか厳しい?」
「門限? あんまり言われたことないけど……そもそも私があんまり遅くまで出かけることが少ないし」
「ナミさんと行きたいバーがあるんだけど」
お酒は好き?と湯気の向こうで彼が尋ねた。
バー、と私は繰り返す。
「そういうとこ、行ったことない」
「じゃあちょうどいいじゃん、おれとデビューしようよ」
なにがちょうどいいのかわからないまま、私は頷いた。
店を出ると真昼から少し傾いたくらいの太陽が容赦なく身体を照らす。
この後は、サンジくんが好きだと言ったセレクトショップをひやかしに行くことが決まっていた。
*
ウソップに誘われたイベントは6月の下旬にあり、本番の一週間ほど前に打ち合わせと題して集まりがあった。
展覧会と言っても主催は企業でもなんでもない個人で、その人が知り合いの絵描きや芸術家と呼ばれる人々の作品を展示するものだった。
「金持ちの道楽っつっちまえばそうなんだけど」とウソップは言う。
「物好きな人でさ。評価されてるとか期待値が高いとか、そういうの関係ねェんだ。気に入ったら飾らせてもらえるっていう、そんだけ」
そう言いながらもウソップはどこか得意げに鼻を何度か触っていた。
ウソップの絵も数点飾られるらしい。
個人が行う展示会だから、スポンサーはオーナーただ一人。
だから運営は全て芸術家たち本人で行うが、今回はわりと大きなイベントになるため数人のアルバイトを雇うことが決まった。
私はその一人として選ばれたのだ。
打ち合わせはオーナーの経営するアンティークショップの二階で行われる。
街の中心から少し西へそれたところにある場所へ、私はバスで向かった。
指定されたバス停で降りると、ウソップがいつものもじゃもじゃ頭にヘルメットを乗せて、原付バイクに跨ったまま私を待っていた。
よぉ、と陽気に片手を上げる。
「ここからどれくらい?」
「すぐすぐ。歩いて五分くらい」
歩く私の隣を、ウソップは重たい原付をヒィヒィ言いながらも引いて歩いた。
道は細く、細々と分かれている。
周りは小さな民家がぽつぽつとあり、それ以外は背の高い木が生い茂る雑木林だ。
こんなところにお店があるんだろうかと思い始めたところで、その店は唐突に現れた。
「ここだ」
ウソップが足を止めたのは、小さな石造りの2階建ての前だった。
くすんだ茶色の石壁と、重厚な一枚扉が目の前に立ちはだかる。
扉の横に丸い看板が提げてあり、横文字の店名が記されていた。
外国の狭い通りに混じっていそうな店をぽっこりとくりぬいて、この場所に置いたみたいに見えた。
ウソップは店の前に原付を止めると、「ちわー」と声をかけながら扉を引いた。
店の外は木々に囲まれて日陰になっていたが、店内は不思議な明るさがあった。
ただ、所狭しと並ぶものすごい数のアイテムたちに圧倒された。
食器、花瓶、本棚、机、いす、ソファ、シャンデリアにピアノ。
用途不明の水瓶や地球儀、糸巻機や機織りのような古めかしい機械もある。
そしてなにより、壁一面が本で埋め尽くされていた。
ひんやりとした静けさが身体を包む。
「2階かな」
誰もいない店内を見回して、ウソップは勝手に店の中を進む。
私もキョロキョロと落ち着かないまま、彼の後に続いた。
えんじ色のアップライトピアノに半分塞がれるように、階段が上へと続いていた。
ピアノの横を通った時に気付く。
この店のアイテムたちはどれも、埃をかぶっていない。
階段を上ると、ショップの二階は右と左に部屋が分かれており、左は小さな給湯室のようになっていた。
ザー、と水を使う音が聞こえる。
ウソップが再び「ちわー」と声をかけながら、右側の部屋の扉を開けた。
正面に大きな窓があり、そこから木々の間をかいくぐってきた光が入ってくるのか、中は明るい。
グレーの絨毯が敷いてある床に、7,8人が車座になって座っていた。
彼らはウソップの姿を目に留めて、おぉ、だとかよぉ、だとか声をあげた。
「その子は?」
中の一人が私に目を留めて言う。
「ナミだ。来週のスタッフとして出てくれんだ」
「よ、よろしくお願いします」
慌ててぺこりと頭を下げると、口々に「よろしくー」と声が返ってきた。
彼ら一人一人をよく見ると、ウソップの大学にいそうな同じ歳格好の男女から、ベルメールさんかそれよりもっと上くらいに見える人までさまざまだ。
「こいつらは今回のイベントでみんな作品を出してるやつら。まぁ名前は一緒にやってくうちにおいおい覚えるだろ。スタッフはナミ以外に集まったんかな」
ウソップが怪訝な顔で座る芸術家たちを見回すが、誰もがそろって首をかしげるばかりだ。
ウソップは私を床に座らせ、その隣に腰を下ろす。
「スタッフがナミひとりとなると、必然的に仕事が増えるからなー」
「でもまぁそしたらそしたで、オーナーがナミちゃんの給料上げてくれるよ」
その言葉に、私の目は見るからに輝いたのだろう。
車座のまとまりがどっと笑う。
そのとき、私が背を向けていた扉が開いた。
風が動き、不意にコーヒーの香りが強く流れてきた。
「全員そろったみたいね」
おぉ、とウソップが答える。
私は腰をひねって振り向き、座ったまま入って来た人の顔を見上げ、短く息を吸う。
そのまま固まる私の肩を、ウソップが軽く叩いた。
「こいつがナミ。おれがスカウトしたアシスタントだ。働きモンだぜ」
「よろしくね」
肩の長さに切りそろえた黒髪を揺らして、『オーナー』は笑った。
両手で持ったトレンチの上に、コーヒーカップをいくつか乗せている。
私は飛び上がるように立ち上がり、ぺこりと頭を下げた。
「ナミです。よろしくお願いします!」
あらあら、と落ち着いた声が頭上に振ってくる。
「礼儀正しいのね。来てくれてありがとう。ロビンよ」
さぁ座って、コーヒーを淹れたわ、と彼女は声で私の背中を押し、再び車座の一部に座らせた。
彼女が持って来たコーヒーを、絵描きたちが手際よく回していく。
膝をつき、口角を上げた柔らかい表情でコーヒーを手渡していく彼女を、私は斜め前から無遠慮に眺めた。
彼女の顔を知っていた。
ウソップの大学、たくさんのキャンバスが立てかけられた広い教室。
その中で静かに目を閉じていた金髪の青年の前に、彼女はいた。
黒一色で描かれたデッサン。
サンジくんが描いた人。
→
突然現れた彼の名前に、少なからず私は目を泳がす。
そんな必要もないとわかりながら、早口でうんと答える。
「ふーん」
ウソップはくるくる器用にフォークを回し、取り込まれて行く麺を眺めている。
ナミちゃん、と高い声が唐突に割り込んだ。
「おかわりあるのよ、どう?」
「もうお腹いっぱい、ありがとう」
「そう、あんたは?」
ウソップはその声に頷きながら、皿を持ち上げて中身を口に流し込んだ。
もぐもぐしながら、くぐもった声で「くう」と答える。
ウソップのお母さんは、汚いねまったく、とウソップをたしなめながら彼から空いた皿を受け取った。
土曜日の午後、私はたまにウソップの家にお邪魔する。
勝手知ったるもので、彼の優しい母親は私の分の昼食も用意しておいてくれるのだ。
だから私たちはまるで子供同士の友達みたいに、彼の家でお昼を食べる。
たわいもない話をしながら。
二人暮らしのウソップの家は大きくないが、そのぶん温かみが凝縮されているようで私は好きだった。
どこからともなく木材と絵の具の香りがするところも。
おかわりのパスタを啜るウソップはそれきりサンジくんのことを尋ねたりしなかったので、彼がどういうつもりで私に尋ねたのかわからないままだ。
そんなふうに中途半端に放り出されると、思わず聞かれてもないのにこちらから話してしまいそうになる。
サンジくんとは、あれから時々会っている。
それも、週に一度くらいのペースで。
いつも大学前のバス停で待ち合わせ、街でご飯を食べ、ぶらぶらと目的もなく歩き、カフェでお茶をして、話をする。
サンジくんはよく話し、私の話もしっかりと相槌を打って聴く。
いつもにこにこと愛想が良くて、ソツがない。
まるでそういうことに特化した機械みたいだと哀しいことを思いながらも、私は彼に呼び出されるとほいほいと丘を降りるのだ。
初めて一緒に歩いたあの日以来彼は私を自分の部屋に誘うことはなかった。
私のように、いちいちどうして?と疑問を抱かずに来てくれる女の子が、他にいくらでもいるのだろう。
どうして絵を描かないのかとあのとき尋ねなければ、さながら補欠のような今の立ち位置にはいなかったかもしれない。
そう思いながらも、彼は私に電話をよこし、私は彼からの電話を心待ちにし、時々こちらからも電話をかけた。
サンジくんのことを考えると、それどころか彼に似た背格好の男の人とすれ違ったり金髪の人を見かけたりすると、途端に視界がぎゅっと狭くなり息が苦しくなった。
とてもしあわせとはいえないその感情を、それでも私は嫌いではなかった。
サンジくんからの連絡は気まぐれで、会ったとしてもサンジくんはただひたすら優しいだけで、私が望む何かをしてくれるわけではない。
そもそも私は彼に何を望んでいるのか、自分でもわからなかった。
彼と会い、別れ、また次に会うその瞬間まで、私は甘い水をしっとりと吸った真綿を少しずつ喉に詰められるみたいに、苦しい日々を過ごすのだ。
「そのイベントスタッフを募集しててよ」
ウソップが話しながらフォークをテーブルに置いた。
その音で顔をあげる。
ウソップは律儀にごちそーさん!と言った。
私もそのすぐあとで、ごちそうさま!とウソップのお母さんに声をかける。
お皿をシンクまで運び、洗うのを手伝うと申し出たが、彼女にやんわりと断られた。
今日は随分調子がいいの、と。
「その代わり、コーヒーを入れてくれない?」
彼女に言われたとおり、私はお湯を沸かし、知った場所にあるコーヒー豆の缶を手に取った。
ウソップがカップを三つ取り出しながら、話を進める。
「それが思うように集まんなくてオーナーが困ってんだよ。もしよかったら、ナミやってくんねぇ?」
「なに?」
おいっ、とふざけ調子でウソップがツッコミを入れた。
「だから!展覧会のイベントスタッフだって。お前話聞いてなかっただろ」
「ごめんごめん、でもそういうの、ベルメールさんがいいって言うかなあ」
我が家はアルバイト禁止である。
「勿論ムリは言わねェさ。でも本気でオーナーが困っててよ。おれも絵出させてもらったり世話んなったことある人だから、なんとかしてぇんだ」
ナミさえ乗り気ならおれからもベルメールさんに頼むしさ、と拝まれたら、私はとりあえず保留で、と言うしかなかった。
その日はウソップのバイトの時間まで、だらだらとウソップの家で時間を過ごした。
ウソップとというより、彼のお母さんと話をしていた時間のほうが長い。
体調を崩しやすい彼女もその日は本人の言った通り調子がよかったらしく、会話を楽しんでくれた。
途中カヤさんから電話がかかってきて、ウソップはバイトの時間より少し早く家を出ることになった。
それに合わせて私も彼の家を後にした。
夕食のとき、ベルメールさんにそれとなくウソップに言われた件を話す。
詳しいことは私もわからないままだったので、ベルメールさんにも詳しく説明できるわけではない。
ベルメールさんは私の要領を得ない話を聞いて、ふーんと相槌を打った。
「いいよ、手伝いなんでしょ」
あっさり出た了承に私は拍子抜けして、向かいに座る母を見やった。
ベルメールさんは咀嚼をしながら、フォークに刺した鶏肉でみかんソースを掬う。
「あんたは頭も要領もいいし、迷惑かける心配ないから。それに今はうちが暇だし、いいよ」
そうね、暇暇、とノジコが相槌を打つ。
今の時期、みかん農家はオフシーズンなのだ。
オフシーズンと言ってもやることはあるが、受粉や出荷など大掛かりな仕事はない。
外で働いたことのない私にはたしてイベントのスタッフという仕事が務まるのかいささか不安だけれど、ウソップが私に頼んだのだからなんとかなるのだろう。
少しの好奇心もあって、私はウソップに承諾の返事をすることを決めた。
*
6月の日差しは薄い雲越しのためか、どこか丸みを帯びている。
梅雨の合間の晴れの日、私は丘を降りて待ち合わせ場所へ向かった。
サンジくんは清潔な白いシャツと、濃い紺色のパンツを合わせた姿で私を待っていた。
年相応の格好だと思うのに、彼はその中でも群を抜いてそれらの服装が似合うと思う。
けして子供っぽいわけでも大人びているわけでもない、彼らしいとしかいえない服を彼はよく知っている。
サンジくんは私を見つけると微笑み、「いい色だね」と私のラベンダー色のカーディガンを褒めた。
いつものように、私たちは彼が知る店で遅めの時間にお昼を食べる。
洒落たカフェやレストランのときもあれば、安くてボリュームのあることがウリの定食屋さんであったり、行列のできるラーメン屋さんであったりした。
そしてそれらの店はどれも、目が覚めるほどおいしいのだ。
「美味いカレーの店があるんだけど、辛いのは平気?」
今日はそう言って誘われた。
遅い時間にずらして繁忙時を避けたつもりが、店の外にはまだふた組ほど待っているらしい人の列があった。
あれ、とサンジくんは呟く。
「待ちになっちまうな。どうする?」
「いいわ、待つわよ」
平然とそう答えると、彼はにっこり笑った。
ぎゅっと心臓を鷲掴みにされ、あぁ、と息が漏れそうになる。
とんでもなく嬉しくなってしまったことがばれないように、私は少し俯いた。
結局並んだのは30分ほどで、異国の匂いがする薄暗い店内に入った頃には14時に近かった。
あー腹減った、と彼は言う。
「大学1年か2年のとき、毎日カレー食ってるヤツがいてさ。そいつ一人暮らしだったから、カレーは完全栄養食だーとかなんとかつって。次の年の健康診断のとき、まだ10代のくせに高血圧でひっかかってた」
「なにそれ」
私が口元に手を当てて吹き出すと、サンジくんもテーブルに肘を付いたまま笑った。
「頭おかしいだろ? つーかバカなんだよ。これがいいって思い込んだらそれしか知らないみてェに一直線でさ。そいつ最初はレトルトのカレーばっか食ってたから、おれがカレー作りにそいつの家行ってやったりして」
「料理、得意なのね」
んー、と頷くでもなく彼は水を飲む。
「嫌いじゃないけど」
「でもこの間、おそばおいしかった」
「そば?」
「ほら、ゾロの家で」
サンジくんは眉間にシワを寄せ、眼球だけを動かして斜め上のどこかを見た。
ルフィの引越しは四月のことだから、あれから二ヶ月ほどが経っている。
記憶をどこから引っ張り出して、あぁ!とサンジくんは大きな声を出す。
「そっか、あンときか!じゃあナミさん、ゾロのこと知ってんだったな」
「ルフィが一緒に暮らしてるもの」
「あぁそうだった!おれわりとルフィと会ってんだぜ。あいつおもしれぇから」
「そうなの?」
「ナミさんと全然似てねぇから忘れてた。そういやアイツ、ナミさんの弟だったか」
でも血は繋がってない。
そう言おうとしたとき、肌の色も髪の色も黒いエキゾチックな顔の男性がカレーを運んできたために言いそびれてしまう。
こんがりと焼き目を付け、オイルが表面でてらてら光るナンから香ばしいかおりが立ち昇る。
おいしそう、と声を漏らすと、サンジくんは嬉しそうに「美味いんだ」と言った。
「さっきのバカの話、ありゃゾロのことなんだ」
そう言って、私たちは食べている間ひとしきり数少ない共通の友人達の話をした。
カレーはバターのコクとスパイスがとてもよく合い、鼻に抜ける辛さもちょうどいい。
口の中に残るスパイスの辛味を食後のチャイで中和する。
サンジくんはチャイに砂糖を溶かしながら尋ねた。
「ナミさんちって、門限とか厳しい?」
「門限? あんまり言われたことないけど……そもそも私があんまり遅くまで出かけることが少ないし」
「ナミさんと行きたいバーがあるんだけど」
お酒は好き?と湯気の向こうで彼が尋ねた。
バー、と私は繰り返す。
「そういうとこ、行ったことない」
「じゃあちょうどいいじゃん、おれとデビューしようよ」
なにがちょうどいいのかわからないまま、私は頷いた。
店を出ると真昼から少し傾いたくらいの太陽が容赦なく身体を照らす。
この後は、サンジくんが好きだと言ったセレクトショップをひやかしに行くことが決まっていた。
*
ウソップに誘われたイベントは6月の下旬にあり、本番の一週間ほど前に打ち合わせと題して集まりがあった。
展覧会と言っても主催は企業でもなんでもない個人で、その人が知り合いの絵描きや芸術家と呼ばれる人々の作品を展示するものだった。
「金持ちの道楽っつっちまえばそうなんだけど」とウソップは言う。
「物好きな人でさ。評価されてるとか期待値が高いとか、そういうの関係ねェんだ。気に入ったら飾らせてもらえるっていう、そんだけ」
そう言いながらもウソップはどこか得意げに鼻を何度か触っていた。
ウソップの絵も数点飾られるらしい。
個人が行う展示会だから、スポンサーはオーナーただ一人。
だから運営は全て芸術家たち本人で行うが、今回はわりと大きなイベントになるため数人のアルバイトを雇うことが決まった。
私はその一人として選ばれたのだ。
打ち合わせはオーナーの経営するアンティークショップの二階で行われる。
街の中心から少し西へそれたところにある場所へ、私はバスで向かった。
指定されたバス停で降りると、ウソップがいつものもじゃもじゃ頭にヘルメットを乗せて、原付バイクに跨ったまま私を待っていた。
よぉ、と陽気に片手を上げる。
「ここからどれくらい?」
「すぐすぐ。歩いて五分くらい」
歩く私の隣を、ウソップは重たい原付をヒィヒィ言いながらも引いて歩いた。
道は細く、細々と分かれている。
周りは小さな民家がぽつぽつとあり、それ以外は背の高い木が生い茂る雑木林だ。
こんなところにお店があるんだろうかと思い始めたところで、その店は唐突に現れた。
「ここだ」
ウソップが足を止めたのは、小さな石造りの2階建ての前だった。
くすんだ茶色の石壁と、重厚な一枚扉が目の前に立ちはだかる。
扉の横に丸い看板が提げてあり、横文字の店名が記されていた。
外国の狭い通りに混じっていそうな店をぽっこりとくりぬいて、この場所に置いたみたいに見えた。
ウソップは店の前に原付を止めると、「ちわー」と声をかけながら扉を引いた。
店の外は木々に囲まれて日陰になっていたが、店内は不思議な明るさがあった。
ただ、所狭しと並ぶものすごい数のアイテムたちに圧倒された。
食器、花瓶、本棚、机、いす、ソファ、シャンデリアにピアノ。
用途不明の水瓶や地球儀、糸巻機や機織りのような古めかしい機械もある。
そしてなにより、壁一面が本で埋め尽くされていた。
ひんやりとした静けさが身体を包む。
「2階かな」
誰もいない店内を見回して、ウソップは勝手に店の中を進む。
私もキョロキョロと落ち着かないまま、彼の後に続いた。
えんじ色のアップライトピアノに半分塞がれるように、階段が上へと続いていた。
ピアノの横を通った時に気付く。
この店のアイテムたちはどれも、埃をかぶっていない。
階段を上ると、ショップの二階は右と左に部屋が分かれており、左は小さな給湯室のようになっていた。
ザー、と水を使う音が聞こえる。
ウソップが再び「ちわー」と声をかけながら、右側の部屋の扉を開けた。
正面に大きな窓があり、そこから木々の間をかいくぐってきた光が入ってくるのか、中は明るい。
グレーの絨毯が敷いてある床に、7,8人が車座になって座っていた。
彼らはウソップの姿を目に留めて、おぉ、だとかよぉ、だとか声をあげた。
「その子は?」
中の一人が私に目を留めて言う。
「ナミだ。来週のスタッフとして出てくれんだ」
「よ、よろしくお願いします」
慌ててぺこりと頭を下げると、口々に「よろしくー」と声が返ってきた。
彼ら一人一人をよく見ると、ウソップの大学にいそうな同じ歳格好の男女から、ベルメールさんかそれよりもっと上くらいに見える人までさまざまだ。
「こいつらは今回のイベントでみんな作品を出してるやつら。まぁ名前は一緒にやってくうちにおいおい覚えるだろ。スタッフはナミ以外に集まったんかな」
ウソップが怪訝な顔で座る芸術家たちを見回すが、誰もがそろって首をかしげるばかりだ。
ウソップは私を床に座らせ、その隣に腰を下ろす。
「スタッフがナミひとりとなると、必然的に仕事が増えるからなー」
「でもまぁそしたらそしたで、オーナーがナミちゃんの給料上げてくれるよ」
その言葉に、私の目は見るからに輝いたのだろう。
車座のまとまりがどっと笑う。
そのとき、私が背を向けていた扉が開いた。
風が動き、不意にコーヒーの香りが強く流れてきた。
「全員そろったみたいね」
おぉ、とウソップが答える。
私は腰をひねって振り向き、座ったまま入って来た人の顔を見上げ、短く息を吸う。
そのまま固まる私の肩を、ウソップが軽く叩いた。
「こいつがナミ。おれがスカウトしたアシスタントだ。働きモンだぜ」
「よろしくね」
肩の長さに切りそろえた黒髪を揺らして、『オーナー』は笑った。
両手で持ったトレンチの上に、コーヒーカップをいくつか乗せている。
私は飛び上がるように立ち上がり、ぺこりと頭を下げた。
「ナミです。よろしくお願いします!」
あらあら、と落ち着いた声が頭上に振ってくる。
「礼儀正しいのね。来てくれてありがとう。ロビンよ」
さぁ座って、コーヒーを淹れたわ、と彼女は声で私の背中を押し、再び車座の一部に座らせた。
彼女が持って来たコーヒーを、絵描きたちが手際よく回していく。
膝をつき、口角を上げた柔らかい表情でコーヒーを手渡していく彼女を、私は斜め前から無遠慮に眺めた。
彼女の顔を知っていた。
ウソップの大学、たくさんのキャンバスが立てかけられた広い教室。
その中で静かに目を閉じていた金髪の青年の前に、彼女はいた。
黒一色で描かれたデッサン。
サンジくんが描いた人。
→
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【手当】
あっ、と短い声が聞こえて振り向いた。
振り向いたものの、見えるのは半分開いたままの引き戸の向こうだけだった。
午後の丸い光をはらんだリビングルームが四角く切り取られている。
その向こうで、サンジくんがばたばたと歩き回っていた。
「どうかしたー?」
「や、大丈夫……ってて」
声の主は姿こそ見えないが、慌てたようにどこかの棚をひっくり返しているようだった。
ばさばさと物が床に落とされる音がする。
私は手にしていた夏服をケースに押し込み、腰を上げた。
リビングへと踏み込むと、嗅ぎ慣れないアルコールの香りがツンと鼻を突いた。
サンジくんはフローリングの上にあぐらをかいて、こちらに背を向けていた。
「どうしたの?」
「蜂に刺されたみてェ」
「蜂!?」
慌てて彼の前に回り込むと、左手の節くれだった細い指をもう片方の手がガーゼで押さえている。
「やだ、針は!?」
「わかんねえ、とりあえず消毒したけど」
「どんなのに刺されたの?」
「あっこに落ちてるやつ」
彼が指差した方に首を伸ばすと、ベランダにつながる窓のすぐそば、茶色いフローリングの上に大きなスズメバチの死骸が落ちていた。
ヒッと思わず肩が跳ねる。
「スズメバチじゃない…!病院行かなきゃ」
「んな、大丈夫だよ。痛みもそのうち」
「ばか、毒があるんだから!」
奪い取るように彼の手を掴み覗き込むと、左手の中指と薬指の間に紫色の腫れていた。
痛々しいその腫れは、思わず目をそらしたくなる。
見たところ針は見えなかったが、やっぱり医者には見せないといけない。
チョッパーのところに行きましょう、と彼の手首を掴んだまま言った。
「薬塗っとくだけじゃだめかな」
慣れないせいかサンジくんは病院嫌いなのが面倒だが、悠長なことを言っている暇はない。
彼の言葉を無視して、私は携帯電話を手に取った。
コール音を聞きながら、刺されるまで蜂に気付かなかったの、と尋ねる。
サンジくんは眉根を下げたまま、あーと不明瞭な声を出した。
「でけェ音で飛んでたから気付いたんだけど、ナミさん家ン中だと思うと慌てちまって、思わず手の平で」
「叩いたの!?」
サンジくんが返事に言い淀んだとき、コール音がぷつっと途切れる。
「…ばかね」
思わず呟いた言葉に、受話器越しにチョッパーがえぇー!?と叫んだ。
*
アーーー!と甲高い声が狭い台所でこだました。
その音の大きさと高さに驚いて、一体どこから発せられたのか辺りを見渡す。
隣を振り仰ぎ、サンジくんが薄い大きな手のひらで開いた口を覆っているのを見て、先ほどの悲鳴が彼からほとばしったことに気付く。
見開いた片目は真っ直ぐ私の手元へ注がれていた。
「なんて声」
「ナナナナミさん、血!」
彼の声とともに、新たな血がぱたたっと音を立ててキッチン台の上に落ちた。
白の上に落ちた赤がよく映える。
じゃがいもの皮を剥いていたら思わず手を滑らせてしまったのだ。
「あー、やっちゃった」
包丁をまな板に置き、血を洗い流すつもりですぐそこの蛇口で傷口をすすぐと、またサンジくんがあられもない声を上げた。
「ナミさん!ばい菌が!!」
声高に叫び私の手を取ったかと思うと、もう片方の腕でおもむろに私を掬うように抱き上げた。
突然のことに私は傷ついていない方の手で彼の肩を掴む。
「ちょっと!何!」
「チョッパーのとこに行かねェと…!」
私がポカンと彼の頭を叩くと、彼は不思議そうに私を見上げた。
本当にわからない、といった顔をしているから始末が悪い。
「ちょっと切っちゃっただけでしょうが。絆創膏貼っときゃ治るわよ」
「バカな、んな血が出てんのに!そこからばい菌が入ってナミさんの手が侵されちまったら」
何を想像したのか彼は青い顔をして、有無を言わさず私を抱えたまま家を飛び出した。
*
私たちのかかりつけ医は、ふたりのためにいつも本当より少し大袈裟に手当てをしてくれるのだ。
***
一緒に暮らすサンナミその…4?
【手当】
どちらかが怪我するたびにわりとばたばたするギャグのような二人が好きです。
当人たちは至って本気なところとか。
虫嫌いなくせにナミさんのために本能的に蜂と素手でやりあうサンジ。
そんなサンジがまったく理解できないナミさん(笑)
一方でナミさんが怪我したときは想像通りのサンジがいとおしいです。
ナミさんげんなりするくらい慌てふためいて、周囲の迷惑なんぞ顧みずに手当しようとするサンジ。
医者には傷ひとつ残すんじゃねェぞと凄んでナミさんに叱られる。
今回の一番の被害者は言わずもがなチョッパーですね。
優しいチョッパーは、少しだけ大袈裟に包帯を巻いてやることで相方が満足してとことん心を砕いてやれることをわかってるので、そうしてやるんじゃないかなあーと思います。
うーんなんだか今回の話は自己満足で、わかりにくくて申し訳ない。
うーんなんだか今回の話は自己満足で、わかりにくくて申し訳ない。
言わんでもいい裏話ですが、蜂に刺されたシーン、ナミさんがサンジにアンモニアつけてこい!ってトイレに押し込めるとこまで書いたんですが、待てよと思って調べたら、刺されたとこにおしっこつけるのはあんまり意味ないみたいですね。
民間療法みたいなもんなのかな。
ちゃんと調べてよかったーと思って消したのでした。
それもそれで面白いなあとか思いましたのであとは想像にお任せしますね。
手当の話は、以前電車で見かけたカップルの会話で、彼氏のちっさい怪我かなんかに対して
彼女「そんな大っきい手で触ったらあかん」
彼氏「小さい手ェやったらええんかよ(笑)」
って話してたのになんだかクッッソ萌えたので書きたい!!!と思ったんですが、まぁ全然違う話になりました。
少し時間が空いたので、幾分落ち着いてきました。
落ち着いたら落ち着いたで、楽しかったことや興奮したことがぶわあっと思い出されて切なくなったりうれしくなったりで忙しいんですが(落ち着いてない
前編書いた後にも、ああこんなことも合ったとかいろいろ思い出されて、書き足したいことが山ほど出てきたんですが、既にたくさんの方に見ていただいているしツイッターでもRTなどしていただいているので、とりあえずこのままで。
後編は、プレショに入る直前から。ネタバレ多分に含みます。
【プレショ前に買い物をすます】
19:15開場19:45開演だったのでスが、私たちは18時すぎからゾンビナイトの間を縫ってお土産を買いに行きました。
お菓子系のお土産、グッズ系を抜けた先にハリポタグッズがあり、あんまりお土産込んでないやーんって思った矢先の大混雑でした。
そこでさちさんファミリーはいろいろお土産を購入されていました。
百味ビーンズとか、雑誌では一人一個しか買えないとか書いてあって、実際にハニーデュークスのテンポでは一人一個みたいなんですが、こっちのお土産屋さんで買えるならはたしてその意味は…?(笑)
そういえばさちさんはほかのミストさんへのお土産を買われていましたが、あれはジュラシックパークのライドを出たところにあるショップでした。
なぜかあのショップだけワンピエリアができていました。
麦わらの一味に平然と混ざる外科医な。
一味一人一人の等身大(ではないけど)パネルが出ていたので、ここから撮ればサンナミ!って角度から一枚ぱちり。
(さちさんとキッズたちが教えてくれた…ほんと英才教育最高)
はい、そんで気付けば時刻は19:20くらいになっており、爆発せんばかりの胸を抱えてウォーターワールドのエリアへ。
思えば子供の頃からウォーターワールドのショーは楽しくてすきでした。
入り口には2年前と同じく麦わらの一味の手配書が。
思わず撮影会になる。
22日のショー後に何かが起こる!という公式からのツイートで私たちは「もしかして平田さんが…?まだ来てないよね!?』とひそかに期待していたとおり、サンジの手配書にはサインがありませんでした。
ナミさんの手配書にはかわいらしいあけみさんのサインが。
そんで手配書のロビンちゃんかわいすぎて死。
私は一通り写真を撮ったので、一生懸命前で写真を撮るさちさんの後ろ姿を撮影していたりしたら(おい)、ふと隣に立った人が。
ジャック・スパロウがっ!!
思わずまじまじと見てしまいましたが、本当によく似てた!
日本人の方だと思いますが鼻筋が通っていて年の瀬も多分ジョニデに似ているのかな?薄暗いのでよくわかりませんがそれでも似ていた!!
思わず腕をとんとん。「写真お願いします」発揮されるコミュ力。
本当に今回の旅はイベントが多いです。(あれ、でもパイレーツってたしかデ○ズニー)
【やっと入場】
辺りはすっかり夜の雰囲気で、暗闇の中会場入りしました。
チケットを切ってくれるお姉さん、明るく話しかけてくれて和みます。
フードを買うときでも写真をお願いするときでも、いつも一言掛けてくださって、楽しませようとする姿勢が本当すごいなあと思います。
友人でユニバでバイトしている子がいますが、こんなかんじなのかなあすごいなあと。
ただポップコーン捌きゃいいってものじゃないですね。
はい、入場。
座席はKの一列目。
一列目。
私もさちさんも春のプレショに行っていないので、先行予約はできず、その代わりにさちさんがローソン何とか会員の何とかで席を取ってくださいました。
そしたらまさかの一列目!!
思いっきり[濡れますよ]の青いシートで、しかもキャストの方々がある気は知る地面と同じ床に足を付けている!!!!
近い近い近い!
始まってもないのにテンション高く着席したところ、娘ちゃんが
「あそこにさっきの人たちがいるよ」
「だれ?」
「サンナミ」
ブンッと振り返るミスト二人。
どこ?どこ?と言い合いながら斜め後部座席に視線を走らせると、3ブロックくらい横のブロックの真ん中あたりの席にオレンジの髪と金髪が。
サンナミがプレショ見に来てるうううううデートですかあああああああ
ハァハァ落ち着け…ということで互いに視線を交わし合う私とさちさん。
やがて照明が変わり、前座が始まりました。
【前座デラックス】
2年前のプレショも前座は偽の一味だったので、だいたい悪役がやるかんじなんでしょうか。
今回もデラックス海賊団のナンチャラが前座でやってきました。
クネクネしたかわいいやつよ。
デラーックスとか一緒に踊らされる。のりのりで踊る。
あれはマイクで話していたのかな?じゃないとノリツッコミのタイミングとか難しいですもんね。
なにはともあれ楽しませてもらう(ざっくり)
【そして一味が】
前座からいろいろあった気がしますが記憶薄れました。
とりあえず一味が続々と登場して、もうどっちを向いていいのやら・・・!アワアワ
ルフィは相変わらずぴょんぴょんよく動いてかわいいのなんの!
キャストさんに全然詳しくないのでうろ覚えですが、確か2年前に見たルフィがまっちゃんルフィで、今回のルフィは違う方でした。名前忘れた。
足を開いて歩く感じとか、腕をぶんぶん振ったり、ああもうルフィ・・・!
ゾロはね、わりと近くにいることが少なかったのであんまり見られませんでしたが、体格が良くて胸板が張っていた。以上。
ウソップはなによりもうしろのでっかい髪の毛の束がぽよぽよ揺れているのが気になりましたw
あと分厚い唇ね、そう言う再現力が本当すごい!
ルフィともっとわちゃわちゃしているところが見たかったなーなんて思ったり。
チョッパーはガードポイントが見られて楽しかったです。
いつもの形状ももちろんかわいいんだけど、あの状態でどうやって動いてんだろう・・・っていう。
ウソップをガードポイントで守ったときに柵とチョッパーの毛玉の間で潰されてるウソップが苦しそうにしてて、でもそのあと「た、助かったぜチョッパー」っていうウソップな。
あんためっちゃ苦しそうやったやん。
そんでルッチの六王銃を受けられるポテンシャルを持ったチョッパー・・・
ルフィ死にかけたんやで。
ロビンちゃんビュウウウウウティフォーーー!!!
2年前の彼女は外国人のキャストさんがされていましたが、今回は日本の方だったみたい。
そのぶん背丈が少し小さかったけれど、体つきが華奢で脚から肩まですっとしていて何より常に立ち止まったときの立ち方が足を揃えて常つま先立ちみたいなほんとロビンそのままでもうビュウウウウウティフォーーーー!!!
フランキーのアニキは少し背丈がちっさい気がしましたが、あの体のパーツ再現本当すごいw
狭い通路を上がり下がりして角を曲がるときとか、客席にぶつからないか心配しました(余計なお世話)
フランキー将軍が出てきたときは、まずその大きさにルフィチョ並みにうおー!!ときらきらして、そのあとぱかっと開いたお腹からちんまり居座るアニキが見えたときはめっちゃ笑いました。
ブルックは再現率すごい…となりました。
だってあのキャストさん相当細身でないとブルックは務まりませんよ!?
服の中ホネなんじゃ!?っていうくらい細身でした。
ヨホヨホ笑ったり、腰を曲げる仕草がそのまんまで、楽しいヤツ。
ブルックの立ち回りを近くで見られなかったのが残念。
テャマスィー出てきたのは笑いました。
そしてナミさん!!
うわああああああああかわあああああああ細いいいおっぱい大きいいいい
生きて動いてるうううううううううううう
という二年前の感動再来。
今回のキャストさんは、サンジくんとリアル夫婦の方ではなく、少し外国人ぽい顔立ちのserinaさんという方(たぶん)・・・
なんでもいいかわいい。
腰に手を当てて怒る仕草とか、おしりぷりって!!(見るポイントが悉くサンジ)
つづいてサンジは、キャストさん何人かいて全然誰だか私はわかりませんが、かっこよかった・・・
相変わらず足技すんげwってなるし、何度か目の前を走ってくれたのでそのたびにわあわあサンジ―!と呼びました。
サンジへの興奮度はもう隣のさちさんがすごくて(サンジにはまってこの世界に来られたお方)、
明らかにゾロにスポットライトが当たって、しかも目の前でゾロが敵と大立ち回りの殺陣をこなすシーンで、さちさんは目の前のゾロには目もくれず、ずーーっと遠くにぽつんといて敵にうりうりメンチ切ってるサンジをひたすら凝視してました。
「さちさんさちさん」
「んっ?(サンジ凝視中)」
「ゾロも見てあげて」
「あっ(笑)」
しかしサンジファンなのは私も同じこととて、サンジが何かしそうになるたびになぜか固く手を握り合う私とさちさん。
たぶん、「くるよ・・・!」「くるね・・・!」っていう確認だったんだと思う。
そのときは無意識だったんですが、あとからふとなんか手ぇ握り合ってたな…と思い出しました。
興奮したポイントとしては、水に囲まれたエリアでサンジが大立ち回りをして敵を薙ぎ払い、勝利の後にギャルソン的な御礼を観客に向かってしたとき。
かっこいいサンジかっこいい!!
さちさんは「ああああああ」という悲鳴をあげて私の方へ倒れ込んできました。
罪な男よサンジ。
興奮ポイントその2は、水の中にルフィが落ちたときにサンジがゾロが助けに飛び込んで、そのとき二人が(というかサンジが)服を脱いでいた。
「服を!脱いだ!!」とそのままのことを二人で叫びました。
だってさ、ゾロはよく筋トレだなんだと上半身裸で船の上をうろうろしているイメージがありますが、サンジの裸体は原作でも貴重ではないすか。
それをこんなところでおもむろにみられるとは思っていなかったのでこまつなは昇天。
サンナミ的萌えポイントとしては、最後の方にナミさんがサンジをたしなめるシーンがあり、そこでサンナミ!サンナミ!と悶えました。
なんだかもう意識跳びかけてたのであまり覚えていなくて本当に悔しい。
その他のキャラが本当にたくさん出てくるショーでした。
オリキャラ数名に加え、あたかも麦わらの一味然としてそこにいるロー、偽ものとはいえハンコック、バギー、3兄さん、クロコダイル、ルッチ、キッド、シーザー、錦えもん、モモちゃん、ミホーク・・・
あれ、その他キャラの方々がとってもイケメン。
ハンコック様とか外国人のキャストさんでしたが、背丈と肩幅の感じがハンコック様そのもので、見下すつもりが逆に見上げてるポーズがまさにそのものでした。
サンジが「ハンコックちゃ~ん」とかいってすり寄って行ったのにん”っとなったことは内緒。
あとはシーザーと錦えもんがとってもイケメンだった・・・
シーザーのおろおろ具合が原作のようでw
はじめ錦えもんは着物の上に龍のモモちゃんを撒きつけての登場で、終始こんな感じなのかと思いきや、中盤辺りで小さなお子様モモちゃんが!!!
め~~~~~~っちゃくちゃかわいくて頭撫で繰り回したいほんとうにかわいかった!!!
原作のモモちゃんも愛らしくてちょっと小生意気で愛い奴ですが、子どものキャストさんが現れるとは思わなかったので本当に心奪われました。
殺陣とか錦えもんのマネしてんのwめっちゃかわいいw
ミホークなにしにきたん。
ペローナちゃん外のジャンショにおったで。
最前列に座っていたので、本当にいろんな方とハイタッチすることができて幸せでした。
ただ、ナミさんとサンジとの機会はめぐりこなかったのが残念。
バギーが(偽物のくせに)めちゃくちゃハイテンションでハイタッチ(しかも両手)しに来てくれて笑いました。
プレショの思い出はこんなかんじでした。
本当に、自分何も思い出せないんだな…と言うことに打ちひしがれながらレポ書いていました。
ただ、来年とか読み返してによによできると思えばしあわせです。
なにはともあれ本当に楽しくて、踊って手ェ叩いて叫んで興奮してさちさんとふたりでぎゃあぎゃあ言って、存分に楽しむことができましたー。
しかし今年のプレショはこれで終わらず。
ショー終了後、数人の海軍下っ端とMC海軍の方が出てきて、ゲスト声優さんを紹介していただきました。
しかも2人。
内心、すごーーくすごーーく平田さんを期待していました、が、平田さんではなく。
にもかかわらずむちゃくちゃ楽しみましたがなにか。
ロビン役の山口由里子さんと、ブルック役のチョーさんが来てくれました。
声優さんを生で拝見するのもお声を聞くのも初めてで、ひたすらウワーウワーと情けない声を漏らしていた気がします。
ゆりこさんは声が本当にきれいで、となりにいるロビンちゃんがずっとやさしく微笑んでいてすごくお似合いだなあと思いました。
ゆりこさんの生クラッチ、しびれた・・・
海軍下っ端の方たちが、ゆりこさんのクラッチに合わせてクラッチされて海に落ちる落ちる。
ゆりこさんはそのたびに「ごめんね、ごめんね、寒いから早く上がって」って優しい声をかけるのだけど、海軍が水から上がるたびにまたクラッチ。
それを3回くらい繰り返す(笑)
「ごめんねごめんね、もうそんな季節じゃないから本当に風邪ひいちゃう」と結局は優しいゆりこさん・・・天使・・・すごく好きになりました・・・
チョーさんはずっと元気な声で楽しませてくれて、MCの方がチョーさんの生ライブを~!とおっしゃったのでうおおおとなったあとに、チョーさんが「手を叩こ~♪」と教育テレビなノリで変なお遊びを始めたのでそれが生ライブかと思ってちょっと焦りました。やたのしかったけれども。
生ライブでは、ブルックの『NEW WORLD』歌ってくれました。
一小節目、チョーさんのアカペラのあと音楽がかかり始めたときはぞくぞくしました。
歌の間チョーさんもゆり子さんもずーっと客席の間を歩き続けてくれて、4,5回ゆりこさん&ロビンちゃんとはハイタッチしていただきました。
ゆりこさんが前を通るたびに「ゆりこさああん!!ありがとおおお!!」とひたすら汚い顔で感謝を叫ぶ。
そのたびににこっとしてくれる彼女は天使・・・本当に天使・・・
さちさんの娘ちゃんはロビンちゃんファンで、ショーの後なんども「ロビンちゃんと4回もタッチできた・・・」と恍惚の表情(笑)
チョーさんはウェーブ作ろうぜ!と観客の前を二往復走り、私たちはそれに合わせて立ち上がってウェーブを作る。
歌いながら走り回って体力すげえぜ・・・
タッチしたチョーさんの手のひらは分厚くて温かかったです。
気付けばショーは終わり、声優さんたちはおらず、観客からちらほら人が立ち始めました。
どうやって終わったのか記憶がない。
仮死状態だったのでしょう。
ふたりともほんとうに心底楽しませてくれて、ここまでしてくれるUSJ にもキャストさんにも原作おだっちにも感謝感謝です。
そしてなによりさちさんとぎゃあぎゃあ萌え共有できたのが一番楽しかったです。
ありがとうさちさん・娘ちゃん・息子たん・・・
記憶は飛びまくりまとまらず、内容拡散しまくりのレポでしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!
落ち着いたら落ち着いたで、楽しかったことや興奮したことがぶわあっと思い出されて切なくなったりうれしくなったりで忙しいんですが(落ち着いてない
前編書いた後にも、ああこんなことも合ったとかいろいろ思い出されて、書き足したいことが山ほど出てきたんですが、既にたくさんの方に見ていただいているしツイッターでもRTなどしていただいているので、とりあえずこのままで。
後編は、プレショに入る直前から。ネタバレ多分に含みます。
【プレショ前に買い物をすます】
19:15開場19:45開演だったのでスが、私たちは18時すぎからゾンビナイトの間を縫ってお土産を買いに行きました。
お菓子系のお土産、グッズ系を抜けた先にハリポタグッズがあり、あんまりお土産込んでないやーんって思った矢先の大混雑でした。
そこでさちさんファミリーはいろいろお土産を購入されていました。
百味ビーンズとか、雑誌では一人一個しか買えないとか書いてあって、実際にハニーデュークスのテンポでは一人一個みたいなんですが、こっちのお土産屋さんで買えるならはたしてその意味は…?(笑)
そういえばさちさんはほかのミストさんへのお土産を買われていましたが、あれはジュラシックパークのライドを出たところにあるショップでした。
なぜかあのショップだけワンピエリアができていました。
麦わらの一味に平然と混ざる外科医な。
一味一人一人の等身大(ではないけど)パネルが出ていたので、ここから撮ればサンナミ!って角度から一枚ぱちり。
(さちさんとキッズたちが教えてくれた…ほんと英才教育最高)
はい、そんで気付けば時刻は19:20くらいになっており、爆発せんばかりの胸を抱えてウォーターワールドのエリアへ。
思えば子供の頃からウォーターワールドのショーは楽しくてすきでした。
入り口には2年前と同じく麦わらの一味の手配書が。
思わず撮影会になる。
22日のショー後に何かが起こる!という公式からのツイートで私たちは「もしかして平田さんが…?まだ来てないよね!?』とひそかに期待していたとおり、サンジの手配書にはサインがありませんでした。
ナミさんの手配書にはかわいらしいあけみさんのサインが。
そんで手配書のロビンちゃんかわいすぎて死。
私は一通り写真を撮ったので、一生懸命前で写真を撮るさちさんの後ろ姿を撮影していたりしたら(おい)、ふと隣に立った人が。
ジャック・スパロウがっ!!
思わずまじまじと見てしまいましたが、本当によく似てた!
日本人の方だと思いますが鼻筋が通っていて年の瀬も多分ジョニデに似ているのかな?薄暗いのでよくわかりませんがそれでも似ていた!!
思わず腕をとんとん。「写真お願いします」発揮されるコミュ力。
本当に今回の旅はイベントが多いです。(あれ、でもパイレーツってたしかデ○ズニー)
【やっと入場】
辺りはすっかり夜の雰囲気で、暗闇の中会場入りしました。
チケットを切ってくれるお姉さん、明るく話しかけてくれて和みます。
フードを買うときでも写真をお願いするときでも、いつも一言掛けてくださって、楽しませようとする姿勢が本当すごいなあと思います。
友人でユニバでバイトしている子がいますが、こんなかんじなのかなあすごいなあと。
ただポップコーン捌きゃいいってものじゃないですね。
はい、入場。
座席はKの一列目。
一列目。
私もさちさんも春のプレショに行っていないので、先行予約はできず、その代わりにさちさんがローソン何とか会員の何とかで席を取ってくださいました。
そしたらまさかの一列目!!
思いっきり[濡れますよ]の青いシートで、しかもキャストの方々がある気は知る地面と同じ床に足を付けている!!!!
近い近い近い!
始まってもないのにテンション高く着席したところ、娘ちゃんが
「あそこにさっきの人たちがいるよ」
「だれ?」
「サンナミ」
ブンッと振り返るミスト二人。
どこ?どこ?と言い合いながら斜め後部座席に視線を走らせると、3ブロックくらい横のブロックの真ん中あたりの席にオレンジの髪と金髪が。
サンナミがプレショ見に来てるうううううデートですかあああああああ
ハァハァ落ち着け…ということで互いに視線を交わし合う私とさちさん。
やがて照明が変わり、前座が始まりました。
【前座デラックス】
2年前のプレショも前座は偽の一味だったので、だいたい悪役がやるかんじなんでしょうか。
今回もデラックス海賊団のナンチャラが前座でやってきました。
クネクネしたかわいいやつよ。
デラーックスとか一緒に踊らされる。のりのりで踊る。
あれはマイクで話していたのかな?じゃないとノリツッコミのタイミングとか難しいですもんね。
なにはともあれ楽しませてもらう(ざっくり)
【そして一味が】
前座からいろいろあった気がしますが記憶薄れました。
とりあえず一味が続々と登場して、もうどっちを向いていいのやら・・・!アワアワ
ルフィは相変わらずぴょんぴょんよく動いてかわいいのなんの!
キャストさんに全然詳しくないのでうろ覚えですが、確か2年前に見たルフィがまっちゃんルフィで、今回のルフィは違う方でした。名前忘れた。
足を開いて歩く感じとか、腕をぶんぶん振ったり、ああもうルフィ・・・!
ゾロはね、わりと近くにいることが少なかったのであんまり見られませんでしたが、体格が良くて胸板が張っていた。以上。
ウソップはなによりもうしろのでっかい髪の毛の束がぽよぽよ揺れているのが気になりましたw
あと分厚い唇ね、そう言う再現力が本当すごい!
ルフィともっとわちゃわちゃしているところが見たかったなーなんて思ったり。
チョッパーはガードポイントが見られて楽しかったです。
いつもの形状ももちろんかわいいんだけど、あの状態でどうやって動いてんだろう・・・っていう。
ウソップをガードポイントで守ったときに柵とチョッパーの毛玉の間で潰されてるウソップが苦しそうにしてて、でもそのあと「た、助かったぜチョッパー」っていうウソップな。
あんためっちゃ苦しそうやったやん。
そんでルッチの六王銃を受けられるポテンシャルを持ったチョッパー・・・
ルフィ死にかけたんやで。
ロビンちゃんビュウウウウウティフォーーー!!!
2年前の彼女は外国人のキャストさんがされていましたが、今回は日本の方だったみたい。
そのぶん背丈が少し小さかったけれど、体つきが華奢で脚から肩まですっとしていて何より常に立ち止まったときの立ち方が足を揃えて常つま先立ちみたいなほんとロビンそのままでもうビュウウウウウティフォーーーー!!!
フランキーのアニキは少し背丈がちっさい気がしましたが、あの体のパーツ再現本当すごいw
狭い通路を上がり下がりして角を曲がるときとか、客席にぶつからないか心配しました(余計なお世話)
フランキー将軍が出てきたときは、まずその大きさにルフィチョ並みにうおー!!ときらきらして、そのあとぱかっと開いたお腹からちんまり居座るアニキが見えたときはめっちゃ笑いました。
ブルックは再現率すごい…となりました。
だってあのキャストさん相当細身でないとブルックは務まりませんよ!?
服の中ホネなんじゃ!?っていうくらい細身でした。
ヨホヨホ笑ったり、腰を曲げる仕草がそのまんまで、楽しいヤツ。
ブルックの立ち回りを近くで見られなかったのが残念。
テャマスィー出てきたのは笑いました。
そしてナミさん!!
うわああああああああかわあああああああ細いいいおっぱい大きいいいい
生きて動いてるうううううううううううう
という二年前の感動再来。
今回のキャストさんは、サンジくんとリアル夫婦の方ではなく、少し外国人ぽい顔立ちのserinaさんという方(たぶん)・・・
なんでもいいかわいい。
腰に手を当てて怒る仕草とか、おしりぷりって!!(見るポイントが悉くサンジ)
つづいてサンジは、キャストさん何人かいて全然誰だか私はわかりませんが、かっこよかった・・・
相変わらず足技すんげwってなるし、何度か目の前を走ってくれたのでそのたびにわあわあサンジ―!と呼びました。
サンジへの興奮度はもう隣のさちさんがすごくて(サンジにはまってこの世界に来られたお方)、
明らかにゾロにスポットライトが当たって、しかも目の前でゾロが敵と大立ち回りの殺陣をこなすシーンで、さちさんは目の前のゾロには目もくれず、ずーーっと遠くにぽつんといて敵にうりうりメンチ切ってるサンジをひたすら凝視してました。
「さちさんさちさん」
「んっ?(サンジ凝視中)」
「ゾロも見てあげて」
「あっ(笑)」
しかしサンジファンなのは私も同じこととて、サンジが何かしそうになるたびになぜか固く手を握り合う私とさちさん。
たぶん、「くるよ・・・!」「くるね・・・!」っていう確認だったんだと思う。
そのときは無意識だったんですが、あとからふとなんか手ぇ握り合ってたな…と思い出しました。
興奮したポイントとしては、水に囲まれたエリアでサンジが大立ち回りをして敵を薙ぎ払い、勝利の後にギャルソン的な御礼を観客に向かってしたとき。
かっこいいサンジかっこいい!!
さちさんは「ああああああ」という悲鳴をあげて私の方へ倒れ込んできました。
罪な男よサンジ。
興奮ポイントその2は、水の中にルフィが落ちたときにサンジがゾロが助けに飛び込んで、そのとき二人が(というかサンジが)服を脱いでいた。
「服を!脱いだ!!」とそのままのことを二人で叫びました。
だってさ、ゾロはよく筋トレだなんだと上半身裸で船の上をうろうろしているイメージがありますが、サンジの裸体は原作でも貴重ではないすか。
それをこんなところでおもむろにみられるとは思っていなかったのでこまつなは昇天。
サンナミ的萌えポイントとしては、最後の方にナミさんがサンジをたしなめるシーンがあり、そこでサンナミ!サンナミ!と悶えました。
なんだかもう意識跳びかけてたのであまり覚えていなくて本当に悔しい。
その他のキャラが本当にたくさん出てくるショーでした。
オリキャラ数名に加え、あたかも麦わらの一味然としてそこにいるロー、偽ものとはいえハンコック、バギー、3兄さん、クロコダイル、ルッチ、キッド、シーザー、錦えもん、モモちゃん、ミホーク・・・
あれ、その他キャラの方々がとってもイケメン。
ハンコック様とか外国人のキャストさんでしたが、背丈と肩幅の感じがハンコック様そのもので、見下すつもりが逆に見上げてるポーズがまさにそのものでした。
サンジが「ハンコックちゃ~ん」とかいってすり寄って行ったのにん”っとなったことは内緒。
あとはシーザーと錦えもんがとってもイケメンだった・・・
シーザーのおろおろ具合が原作のようでw
はじめ錦えもんは着物の上に龍のモモちゃんを撒きつけての登場で、終始こんな感じなのかと思いきや、中盤辺りで小さなお子様モモちゃんが!!!
め~~~~~~っちゃくちゃかわいくて頭撫で繰り回したいほんとうにかわいかった!!!
原作のモモちゃんも愛らしくてちょっと小生意気で愛い奴ですが、子どものキャストさんが現れるとは思わなかったので本当に心奪われました。
殺陣とか錦えもんのマネしてんのwめっちゃかわいいw
ミホークなにしにきたん。
ペローナちゃん外のジャンショにおったで。
最前列に座っていたので、本当にいろんな方とハイタッチすることができて幸せでした。
ただ、ナミさんとサンジとの機会はめぐりこなかったのが残念。
バギーが(偽物のくせに)めちゃくちゃハイテンションでハイタッチ(しかも両手)しに来てくれて笑いました。
プレショの思い出はこんなかんじでした。
本当に、自分何も思い出せないんだな…と言うことに打ちひしがれながらレポ書いていました。
ただ、来年とか読み返してによによできると思えばしあわせです。
なにはともあれ本当に楽しくて、踊って手ェ叩いて叫んで興奮してさちさんとふたりでぎゃあぎゃあ言って、存分に楽しむことができましたー。
しかし今年のプレショはこれで終わらず。
ショー終了後、数人の海軍下っ端とMC海軍の方が出てきて、ゲスト声優さんを紹介していただきました。
しかも2人。
内心、すごーーくすごーーく平田さんを期待していました、が、平田さんではなく。
にもかかわらずむちゃくちゃ楽しみましたがなにか。
ロビン役の山口由里子さんと、ブルック役のチョーさんが来てくれました。
声優さんを生で拝見するのもお声を聞くのも初めてで、ひたすらウワーウワーと情けない声を漏らしていた気がします。
ゆりこさんは声が本当にきれいで、となりにいるロビンちゃんがずっとやさしく微笑んでいてすごくお似合いだなあと思いました。
ゆりこさんの生クラッチ、しびれた・・・
海軍下っ端の方たちが、ゆりこさんのクラッチに合わせてクラッチされて海に落ちる落ちる。
ゆりこさんはそのたびに「ごめんね、ごめんね、寒いから早く上がって」って優しい声をかけるのだけど、海軍が水から上がるたびにまたクラッチ。
それを3回くらい繰り返す(笑)
「ごめんねごめんね、もうそんな季節じゃないから本当に風邪ひいちゃう」と結局は優しいゆりこさん・・・天使・・・すごく好きになりました・・・
チョーさんはずっと元気な声で楽しませてくれて、MCの方がチョーさんの生ライブを~!とおっしゃったのでうおおおとなったあとに、チョーさんが「手を叩こ~♪」と教育テレビなノリで変なお遊びを始めたのでそれが生ライブかと思ってちょっと焦りました。やたのしかったけれども。
生ライブでは、ブルックの『NEW WORLD』歌ってくれました。
一小節目、チョーさんのアカペラのあと音楽がかかり始めたときはぞくぞくしました。
歌の間チョーさんもゆり子さんもずーっと客席の間を歩き続けてくれて、4,5回ゆりこさん&ロビンちゃんとはハイタッチしていただきました。
ゆりこさんが前を通るたびに「ゆりこさああん!!ありがとおおお!!」とひたすら汚い顔で感謝を叫ぶ。
そのたびににこっとしてくれる彼女は天使・・・本当に天使・・・
さちさんの娘ちゃんはロビンちゃんファンで、ショーの後なんども「ロビンちゃんと4回もタッチできた・・・」と恍惚の表情(笑)
チョーさんはウェーブ作ろうぜ!と観客の前を二往復走り、私たちはそれに合わせて立ち上がってウェーブを作る。
歌いながら走り回って体力すげえぜ・・・
タッチしたチョーさんの手のひらは分厚くて温かかったです。
気付けばショーは終わり、声優さんたちはおらず、観客からちらほら人が立ち始めました。
どうやって終わったのか記憶がない。
仮死状態だったのでしょう。
ふたりともほんとうに心底楽しませてくれて、ここまでしてくれるUSJ にもキャストさんにも原作おだっちにも感謝感謝です。
そしてなによりさちさんとぎゃあぎゃあ萌え共有できたのが一番楽しかったです。
ありがとうさちさん・娘ちゃん・息子たん・・・
記憶は飛びまくりまとまらず、内容拡散しまくりのレポでしたが、ここまで読んでくださってありがとうございました!
行ってきました2014夏プレショ!!!
夏といっても行ったのは9.22、結構な秋でした。
しかし秋晴れすばらしいいいお天気で、日中歩いていると汗が垂れるくらい。
ご一緒したのは、ツイッターで仲良くしていただいているサンナミストのさちさん、そしてその娘ちゃんと息子くんでした。
いやあプレショなんて、というよりusjは二年前ハナノリさんといったぶり…
そのときもレポを書いていましたね⇒2012プレショレポ
このときもハナノリさんがうちに泊まりに来てくださって、2日目もご一緒できました。
ただなんかもうハナノリさんがハナノリさんすぎて、まるで大学生の友だち同士みたいなノリで失礼かましまくったことを後から思い出し。
寝てるハナノリさんまたいで移動したしな。
反省は次へ活かします。
今回のきっかけは、私がぼんやりとプレショいきたいな~っていう呟いていて、それをさちさんが拾ってくださって、お誘いいただきました!
さちさんの娘ちゃんと息子くんの振替休日が上手くかぶったようで。
そして紆余曲折の末、1日目usj、2日目京都観光という贅沢ツアーがめでたく計画されました。
それが確か6月とかそんくらいで、まだ3ヶ月もあるのにずーーっとさちさんとメールのやり取りをし続けて少しずつ計画を固めていきました。
その日々のなんと楽しかったことか。
9月に入った頃、娘ちゃんがお手製で旅のしおりを作ってくれて、それを送っていただきwithだだちゃ豆。
メールのやり取りをしていると、なんだか次に会う時が初対面じゃないみたいな不思議な気持ちになるなーと思いながら当日を待ちました。
以下プレショまでだいぶどうでもいい回顧録です。
ただ、一緒にいたサンナミストはさちさんだけにもかかわらず、
たくさんのミスト勢が登場します。
【そして当日】
夜中に蚊が耳元で舞う音に悩まされつつ、遠足前症候群で7時に起床。
のんびり朝ごはんを食べ準備を整えます。
しおりを確認し、朝9時過ぎに家を出ました。
1時間近い電車の旅、小説を読んで過ごすもののなんとなく気もそぞろでおちつかない。
さちさんらはいまどこらへんかなーとか考えます。
ツイッターではたくさんの方がさちさんに「お気をつけて」「楽しんで」「いってらっしゃい」とおっしゃっていて、本当に遠くから来てくださるんだな~と実感。
梅田駅につき、大阪駅まで歩き、ホームに入った時、乗る予定の電車が今まさに発車しようとしているのを目撃。
早い目に付く予定で出ていたので焦る必要は全くないのに、妙に慌てて走る。
目の前でドアが閉まる。
さよなら~
あーはずかし、と思いながら次の電車を待ったら、4分後に来ました。
しかも予定と違って乗り換えないやつ。
一人テヘペロをかまして電車に乗り込みました。
平日だからどんなもんかな~と思っていたら、電車内はこんでいないもののほとんどのひとがユニバーサルシティで降りる降りる。
開園からだいぶ時間経っているのにね。
波に揉まれて改札を出ます。
改札前で待ち合わせの予定だったので、端によってさちさんファミリーを待ちました。
そわそわそわそわそわ
さちさんが乗っているはずの電車がつき、次第にやってくる人の波。
どなたかな~ときょろきょろしていたら、目の前にこちらを見ている女性が。
「……こまつなちゃん?」
さちさんだッ
まさかのおひとりでの登場だったので、まさかこの方だとは思わずスルーしてたw
キッズ達は、切符を記念に頂いているところでした。
うわ~~と再会…ちがう初対面、の喜びにひたりながら挨拶を交わします。
さちさんは本当に反応一つ一つかわいらしく喜んでくださって、娘ちゃん息子くんをきちんと見ているそしてその目がやさしい本当に素敵な方でした。
わいわいしながらusjへ向かい、途中のジャンショに引っかかりそうになりながらもなんとかゲートまで。
ユニバお決まりのあの地球の前で写真撮影したりね。
ロッカーにお荷物をあずけてゲートに入ります。
チケットはぜーんぶさちさんにおまかせだったので、私はへらへらとチケットを受け取ります。
本当にありがとうさちさん。
【夢のハリポタエリアへ】
この日はハリポタとその他アトラクションのエクスプレスパスを購入していたので、まずは時間制限のあるハリポタエリアへ。
ただ時間が少し早すぎて(笑)まだ入れなかったので、腹ごなしにジャンクフード購入。
チュロスとか久しぶりに食べました。
息子くん娘ちゃんはポップコーンを買いに別レーンへ行ったので、並んでいる間にさちさんとさっそくワンピトークが。
いろんな話をしたので、思い出す限りでは
・二次元はまったときのこと
・今ツイッターで遊んでもらってるミストの方々って、なんかもう手の届かない神だと思ってた
・っていうか今でも神
・さちさんが栗さん宅にバロン様(猫)をいただきに行ったときとか、栗さんにお会いして、本当に中の人いたんだっていう
・神だもんね
あと私のお話を初めて読んだ時の衝撃を今でも覚えている、と言ってくださって死んだ。
死因:うれ死はずか死
その後無事時間が来て、ハリポタエリア入場しました。
音楽といいエリアの雰囲気といい、わあ~と口あけて眺める始末。
映画も本も一応一通り見たり読んだりしていたので、知っているものがあると「あ!」ってなるあのよろこび。
この頃とった写真を、さちさんがメールでこのはさんに送信。
返信メールでペロペロされる。
ハリポタエリアではナントカフォービドゥンジャーニーに乗り、それがめちゃくちゃ面白くて素で楽しみました。
ああいうのだいすき。
その後、さちさんと息子くんがオリバンダーの杖のアトラクションに並びに行き、私と娘ちゃんでショップをぶらつきます。
ハニーデュークスはなんと2時間待ちというアトラクション張りの待ち時間で断念しましたが、その他のショップは全部周り、その後二人でバタービール飲んでみたり。わりとおいしい。
娘ちゃんは実年齢とは思えない落ち着きかと思えばはしゃぎ方は本当に素直でかわいいのです。
そのあとさちさん息子くんと合流し、ふくろう便でお手紙を書き、ハリポタエリアを後にしました。
杖をゲットした息子くんが超うれしそうで、本当にかわいかった。
【アトラクションを回りつつ】
その後乗ったアトラクションは、
・ジュラシックパーク
・スペースファンタジーザライド
・ハリウッドドリーム
・ジョーズ
ジュラシックパークのエリアへ行くと、ちらほら肉とビールを持った人とすれ違いました。
さちさん(以下略)「ビールだ」
こまつな(以下略)「ビール持ってる人いますね」
「…こまつなちゃんいける人?」
「イケます(即答)」
キッズ達にドリンクと、二人でビールをいただきます。
あと小腹もすいたよね、食べられるよね、と言いながらさちさんが
「あれ食べよう。肉のついた骨のやつ」
キッズ達から「ちがう!骨のついた肉のやつだ!」とツッコミをもらってました。
その後しばらく「肉のついた骨のやつ」が流行る。
ビール飲んで肉をかじって、すご~くいい気分で4人わいわい移動します。
【そして奇跡が】
ここがサンジのレストランだったとこだね~なんて言いながら通りがかった海辺。
9月はじめでユニバのワンピースエリア的なものは終わってしまっていたので、その話題がツイッターに登った時は本当に焦ったよね~みたいな話をしながら肉をかじっていたそのとき。
遠目にオレンジ色の髪の女性が。
ん?
その隣には、とても背の高い金髪の男性が。
ん??
「んあああああああぁぁぁぁぁぁぁさちさぁああああああん」
「えっ!?なに!?なに!?」
サンジとナミさんのコスプレをした男女が、寄り添って立っていたのです。
ナミさんは小さくて細くて小さなお顔が本当に可愛らしくて、
一方サンジはとても背が高くて細身で、青いベストがよく似合うイケメン!!!
これは写真を撮らせていただきたい!!と両手に持っていたビールと肉をこのときばかりはとても器用に片手にまとめ、さっとポケットからカメラを取り出しご本人のもとへ行きました。
ナミさんはおさらく私の叫び声またはガン見で気づいてらして、わたしが近づく間ずっとこちらを見てらした(恥)
「お写真撮らせて頂けませんか?」の声に「あっ、いいですよー^^」ととても快く了承してくださった……
ぜひなんらかのかたちでもういちどお礼と、そしてお詫びを伝えたい。
サンジとナミさんのツーショットを、無事撮らせていただきました。
次にやってきてカメラをかまえるさちさん、
「すいません、もう少し寄っていただけますか?」
強い!!サンナミストの鏡である。
「えっ、寄って?^^;」といいながら距離を詰めてくださるサンナミのお二人。
ナミさんのぺたんこのお腹とサンジの脇腹が触れ合うくらい近くでぱちり。
心の目は滂沱。
二人で何度も頭を下げ、その場を名残惜しくもあとにしました。
まだ数年くらいじっとあのふたりを見ていたかった・・・
その後歩きながら、
「すううっごく可愛かったね!リアルサンナミ!!」
「すっごいお土産できましたね・・・!身長差やばい」
「でも本当はもっといろいろ聞きたかったね。どういうご関係ですかとか」
「一緒に住んでるんですかとかね」
余韻はいつまでも続きます。
このときのことをさちさんがツイッターに上げると、それを見たハナノリさんより
「とりあえずこまつながメイン前に死亡・・と(TLを追って)
亡骸はさちさんがUSJのあの池に水葬でしょうかね。
お手数おかけします。」
なんだろう、最近ハナノリさんからこういう扱いを受けるとゾクゾクします。
【サンナミトーーーーク】
エクスプレスパスを有効に活用し、乗りたいライドは全て完封、プレショを目前に控えて休憩中にもサンナミトークが燃え上がりました。
基本は、ルナミについてだったかな。
さちさんに上手に言えていませんがおそらく伝わっている私のルナミ観は、
ルナミというよりルフィ+ナミだとかコンビだとかそういう感覚で、
ナミさんにとってルフィはおそらく誰よりも特別で、家族・恋人とかそういう枠を超えた部分にいる人であってサンジは絶対に同じ土俵には立てないんです。
それでもいいとサンジはナミさんに恋をして、サンジにとってもルフィは特別で。
サンジはとても頭がいいのでそういう3人の立ち位置をきちんと相関図として理解しているのに、それでもナミさんへの強い思いが先立って、どうしようもなくルフィとナミさんの関係が我慢できないときがある。
でもそれをナミさんにぶつけることはしないしできないから悶々とするのだけど、それを上手に息抜きさせてくれる仲間が周りにいて救われているのかなーと思っています。
このへんはさちさんに話してないけどw本当に上手に言えない。
ナミさんもルフィへの思いとは全く別次元でサンジに惹かれているだろうと思うので、ナミさんにルナミの感覚はまったくないんじゃないかなあと思います。
ただサンナミって言うカップリングの根底にはかならずルフィっていうもはやどうしようもない存在がいると思っています。
その点についてさちさんととくとくと話しました。
さちさんいわく、
「ルフィってなんだか恋とか愛とかそういうのを超越した大きい存在で、二人ともにとってルフィが同じ存在だからね。でもナミさんの恋する相手はサンジであってほしい」
「ルハンもいいけど、ルフィが恋とかそう言うのがあんまり考えられないかなー」
こういうお言葉に諸手で賛成、頷きまくる。
そしてこのルフィ+サンナミトークは、翌日にもまた同じ話題で持ちこされるのでした。
その後お土産を物色し、ゾンビゾーンを堪能。
そして、プレショが開場。
後編へ続きます。
関係ない話がほとんどでしたが、読んでくださってありがとうございました!
次はプレショ編、ネタバレも含みます~
夏といっても行ったのは9.22、結構な秋でした。
しかし秋晴れすばらしいいいお天気で、日中歩いていると汗が垂れるくらい。
ご一緒したのは、ツイッターで仲良くしていただいているサンナミストのさちさん、そしてその娘ちゃんと息子くんでした。
いやあプレショなんて、というよりusjは二年前ハナノリさんといったぶり…
そのときもレポを書いていましたね⇒2012プレショレポ
このときもハナノリさんがうちに泊まりに来てくださって、2日目もご一緒できました。
ただなんかもうハナノリさんがハナノリさんすぎて、まるで大学生の友だち同士みたいなノリで失礼かましまくったことを後から思い出し。
寝てるハナノリさんまたいで移動したしな。
反省は次へ活かします。
今回のきっかけは、私がぼんやりとプレショいきたいな~っていう呟いていて、それをさちさんが拾ってくださって、お誘いいただきました!
さちさんの娘ちゃんと息子くんの振替休日が上手くかぶったようで。
そして紆余曲折の末、1日目usj、2日目京都観光という贅沢ツアーがめでたく計画されました。
それが確か6月とかそんくらいで、まだ3ヶ月もあるのにずーーっとさちさんとメールのやり取りをし続けて少しずつ計画を固めていきました。
その日々のなんと楽しかったことか。
9月に入った頃、娘ちゃんがお手製で旅のしおりを作ってくれて、それを送っていただきwithだだちゃ豆。
メールのやり取りをしていると、なんだか次に会う時が初対面じゃないみたいな不思議な気持ちになるなーと思いながら当日を待ちました。
以下プレショまでだいぶどうでもいい回顧録です。
ただ、一緒にいたサンナミストはさちさんだけにもかかわらず、
たくさんのミスト勢が登場します。
【そして当日】
夜中に蚊が耳元で舞う音に悩まされつつ、遠足前症候群で7時に起床。
のんびり朝ごはんを食べ準備を整えます。
しおりを確認し、朝9時過ぎに家を出ました。
1時間近い電車の旅、小説を読んで過ごすもののなんとなく気もそぞろでおちつかない。
さちさんらはいまどこらへんかなーとか考えます。
ツイッターではたくさんの方がさちさんに「お気をつけて」「楽しんで」「いってらっしゃい」とおっしゃっていて、本当に遠くから来てくださるんだな~と実感。
梅田駅につき、大阪駅まで歩き、ホームに入った時、乗る予定の電車が今まさに発車しようとしているのを目撃。
早い目に付く予定で出ていたので焦る必要は全くないのに、妙に慌てて走る。
目の前でドアが閉まる。
さよなら~
あーはずかし、と思いながら次の電車を待ったら、4分後に来ました。
しかも予定と違って乗り換えないやつ。
一人テヘペロをかまして電車に乗り込みました。
平日だからどんなもんかな~と思っていたら、電車内はこんでいないもののほとんどのひとがユニバーサルシティで降りる降りる。
開園からだいぶ時間経っているのにね。
波に揉まれて改札を出ます。
改札前で待ち合わせの予定だったので、端によってさちさんファミリーを待ちました。
そわそわそわそわそわ
さちさんが乗っているはずの電車がつき、次第にやってくる人の波。
どなたかな~ときょろきょろしていたら、目の前にこちらを見ている女性が。
「……こまつなちゃん?」
さちさんだッ
まさかのおひとりでの登場だったので、まさかこの方だとは思わずスルーしてたw
キッズ達は、切符を記念に頂いているところでした。
うわ~~と再会…ちがう初対面、の喜びにひたりながら挨拶を交わします。
さちさんは本当に反応一つ一つかわいらしく喜んでくださって、娘ちゃん息子くんをきちんと見ているそしてその目がやさしい本当に素敵な方でした。
わいわいしながらusjへ向かい、途中のジャンショに引っかかりそうになりながらもなんとかゲートまで。
ユニバお決まりのあの地球の前で写真撮影したりね。
ロッカーにお荷物をあずけてゲートに入ります。
チケットはぜーんぶさちさんにおまかせだったので、私はへらへらとチケットを受け取ります。
本当にありがとうさちさん。
【夢のハリポタエリアへ】
この日はハリポタとその他アトラクションのエクスプレスパスを購入していたので、まずは時間制限のあるハリポタエリアへ。
ただ時間が少し早すぎて(笑)まだ入れなかったので、腹ごなしにジャンクフード購入。
チュロスとか久しぶりに食べました。
息子くん娘ちゃんはポップコーンを買いに別レーンへ行ったので、並んでいる間にさちさんとさっそくワンピトークが。
いろんな話をしたので、思い出す限りでは
・二次元はまったときのこと
・今ツイッターで遊んでもらってるミストの方々って、なんかもう手の届かない神だと思ってた
・っていうか今でも神
・さちさんが栗さん宅にバロン様(猫)をいただきに行ったときとか、栗さんにお会いして、本当に中の人いたんだっていう
・神だもんね
あと私のお話を初めて読んだ時の衝撃を今でも覚えている、と言ってくださって死んだ。
死因:うれ死はずか死
その後無事時間が来て、ハリポタエリア入場しました。
音楽といいエリアの雰囲気といい、わあ~と口あけて眺める始末。
映画も本も一応一通り見たり読んだりしていたので、知っているものがあると「あ!」ってなるあのよろこび。
この頃とった写真を、さちさんがメールでこのはさんに送信。
返信メールでペロペロされる。
ハリポタエリアではナントカフォービドゥンジャーニーに乗り、それがめちゃくちゃ面白くて素で楽しみました。
ああいうのだいすき。
その後、さちさんと息子くんがオリバンダーの杖のアトラクションに並びに行き、私と娘ちゃんでショップをぶらつきます。
ハニーデュークスはなんと2時間待ちというアトラクション張りの待ち時間で断念しましたが、その他のショップは全部周り、その後二人でバタービール飲んでみたり。わりとおいしい。
娘ちゃんは実年齢とは思えない落ち着きかと思えばはしゃぎ方は本当に素直でかわいいのです。
そのあとさちさん息子くんと合流し、ふくろう便でお手紙を書き、ハリポタエリアを後にしました。
杖をゲットした息子くんが超うれしそうで、本当にかわいかった。
【アトラクションを回りつつ】
その後乗ったアトラクションは、
・ジュラシックパーク
・スペースファンタジーザライド
・ハリウッドドリーム
・ジョーズ
ジュラシックパークのエリアへ行くと、ちらほら肉とビールを持った人とすれ違いました。
さちさん(以下略)「ビールだ」
こまつな(以下略)「ビール持ってる人いますね」
「…こまつなちゃんいける人?」
「イケます(即答)」
キッズ達にドリンクと、二人でビールをいただきます。
あと小腹もすいたよね、食べられるよね、と言いながらさちさんが
「あれ食べよう。肉のついた骨のやつ」
キッズ達から「ちがう!骨のついた肉のやつだ!」とツッコミをもらってました。
その後しばらく「肉のついた骨のやつ」が流行る。
ビール飲んで肉をかじって、すご~くいい気分で4人わいわい移動します。
【そして奇跡が】
ここがサンジのレストランだったとこだね~なんて言いながら通りがかった海辺。
9月はじめでユニバのワンピースエリア的なものは終わってしまっていたので、その話題がツイッターに登った時は本当に焦ったよね~みたいな話をしながら肉をかじっていたそのとき。
遠目にオレンジ色の髪の女性が。
ん?
その隣には、とても背の高い金髪の男性が。
ん??
「んあああああああぁぁぁぁぁぁぁさちさぁああああああん」
「えっ!?なに!?なに!?」
サンジとナミさんのコスプレをした男女が、寄り添って立っていたのです。
ナミさんは小さくて細くて小さなお顔が本当に可愛らしくて、
一方サンジはとても背が高くて細身で、青いベストがよく似合うイケメン!!!
これは写真を撮らせていただきたい!!と両手に持っていたビールと肉をこのときばかりはとても器用に片手にまとめ、さっとポケットからカメラを取り出しご本人のもとへ行きました。
ナミさんはおさらく私の叫び声またはガン見で気づいてらして、わたしが近づく間ずっとこちらを見てらした(恥)
「お写真撮らせて頂けませんか?」の声に「あっ、いいですよー^^」ととても快く了承してくださった……
ぜひなんらかのかたちでもういちどお礼と、そしてお詫びを伝えたい。
サンジとナミさんのツーショットを、無事撮らせていただきました。
次にやってきてカメラをかまえるさちさん、
「すいません、もう少し寄っていただけますか?」
強い!!サンナミストの鏡である。
「えっ、寄って?^^;」といいながら距離を詰めてくださるサンナミのお二人。
ナミさんのぺたんこのお腹とサンジの脇腹が触れ合うくらい近くでぱちり。
心の目は滂沱。
二人で何度も頭を下げ、その場を名残惜しくもあとにしました。
まだ数年くらいじっとあのふたりを見ていたかった・・・
その後歩きながら、
「すううっごく可愛かったね!リアルサンナミ!!」
「すっごいお土産できましたね・・・!身長差やばい」
「でも本当はもっといろいろ聞きたかったね。どういうご関係ですかとか」
「一緒に住んでるんですかとかね」
余韻はいつまでも続きます。
このときのことをさちさんがツイッターに上げると、それを見たハナノリさんより
「とりあえずこまつながメイン前に死亡・・と(TLを追って)
亡骸はさちさんがUSJのあの池に水葬でしょうかね。
お手数おかけします。」
なんだろう、最近ハナノリさんからこういう扱いを受けるとゾクゾクします。
【サンナミトーーーーク】
エクスプレスパスを有効に活用し、乗りたいライドは全て完封、プレショを目前に控えて休憩中にもサンナミトークが燃え上がりました。
基本は、ルナミについてだったかな。
さちさんに上手に言えていませんがおそらく伝わっている私のルナミ観は、
ルナミというよりルフィ+ナミだとかコンビだとかそういう感覚で、
ナミさんにとってルフィはおそらく誰よりも特別で、家族・恋人とかそういう枠を超えた部分にいる人であってサンジは絶対に同じ土俵には立てないんです。
それでもいいとサンジはナミさんに恋をして、サンジにとってもルフィは特別で。
サンジはとても頭がいいのでそういう3人の立ち位置をきちんと相関図として理解しているのに、それでもナミさんへの強い思いが先立って、どうしようもなくルフィとナミさんの関係が我慢できないときがある。
でもそれをナミさんにぶつけることはしないしできないから悶々とするのだけど、それを上手に息抜きさせてくれる仲間が周りにいて救われているのかなーと思っています。
このへんはさちさんに話してないけどw本当に上手に言えない。
ナミさんもルフィへの思いとは全く別次元でサンジに惹かれているだろうと思うので、ナミさんにルナミの感覚はまったくないんじゃないかなあと思います。
ただサンナミって言うカップリングの根底にはかならずルフィっていうもはやどうしようもない存在がいると思っています。
その点についてさちさんととくとくと話しました。
さちさんいわく、
「ルフィってなんだか恋とか愛とかそういうのを超越した大きい存在で、二人ともにとってルフィが同じ存在だからね。でもナミさんの恋する相手はサンジであってほしい」
「ルハンもいいけど、ルフィが恋とかそう言うのがあんまり考えられないかなー」
こういうお言葉に諸手で賛成、頷きまくる。
そしてこのルフィ+サンナミトークは、翌日にもまた同じ話題で持ちこされるのでした。
その後お土産を物色し、ゾンビゾーンを堪能。
そして、プレショが開場。
後編へ続きます。
関係ない話がほとんどでしたが、読んでくださってありがとうございました!
次はプレショ編、ネタバレも含みます~
あっちゃー、とどこか面白がっているような可愛らしい声が聞こえた。
声の主はふたりの衣服や小物が押し込まれた狭い部屋にいるようで、引き寄せられるようにそちらへ足を向ける。
どうした?と声をかけながら部屋を覗くと、薄暗がりの中に佇む小さな背中が見えた。
「壊れちゃった」
彼女の片腕から、掃除機のホースが情けなくだらんと垂れている。
あーあ、まだ3年なのに、とナミさんは独りごちる。
「動かない?」
「スイッチで電源は入るんだけどね、変な音がして吸い込まないの」
「詰まってんじゃね」
「取り外してみたんだけど…」
ホースの口から中を覗き込む彼女の手から掃除機を受け取る。
スイッチを入れると、ぶぅんといつもより鈍い音が響き始めた。
ナミさんがちらりとおれを見上げる。
「ね」
自分のせいで壊れたのかもしれないと思っているのだろう、いたずらがばれた子供のように照れ笑いをする。
ナミさんのせいじゃないさ、と肩をすくめてスイッチを切った。
「明るいところで見てみっかな」
掃除機を引きずってリビングの南側の窓辺に座り込んだ。
ナミさんもついてきて隣にぺたんと座ったが、見ていても仕方ないと思ったのだろう、さっさと立ち上がる。
「ウソップか、フランキー呼ぶ?」
「あー…」
生返事をしながら、掃除機の吸い込み口、ホースの中間、付け根を分解してみる。
ゴミが詰まっている様子はない。
もう一度スイッチを入れホースの口にその辺にあったクリップを置いてみたが、吸い込む気配すらない。
ただぼうぼうとうるさい音だけが鳴り響く。
舌打ちしてスイッチを切った。
「買い替えになんのかなぁ…」
思わず呟いた言葉に、勢いよくナミさんが振り返った。
片手にマグカップを持ったまま、大きく顔をしかめている。
「いやよ!言ったでしょ、まだ3年!3年ももたずに買い替えるなんてい、や!」
「とはいえナミさん、動かねぇんじゃ掃除に困るだろ」
それでも彼女はぶつぶつと「信じられない」「絶対ダメ」などとぼやきながら、ケトルのスイッチを入れている。
無意味に掃除機の母体部分をひっくり返してみるが、何が悪いのかいまいちわからない。
「使ってたら急におかしくなった?」
「ううん、ゴミがいっぱいになったから中の袋を付け替えて……あ」
ナミさんの口がぱかんと開いた。
彼女と同時に目を丸めて、死んだ虫のようにひっくり返っていた掃除機を元に戻し蓋を開ける。
きちんと収まっているように見えるゴミパックを逆さまに付け替えた。
スイッチを入れると、ぶんぶんといつもの低い唸り声が響き始めた。
「直っちゃった」
いつのまにかそばにしゃがみ込んでいた彼女がちらりとおれを見上げ、気まずそうな笑顔を見せた。
彼女がこの顔をするとき、決まっておれは言う。
「ナミさんのせいじゃないさ」
**
一緒に暮らすサンナミ
テーマ3「物が壊れる」
このシリーズのいいところは、タイトルを考えなくていいところですね。
タイトル考えるのすきですが、これはこれでらくちんで。
はい、真剣味を帯びると口が悪くなるサンジっていいなーと思いました。
ナミさんへの返事すらおざなりになったり、舌打ちしたり。
元来そういう男なんだというのを日常生活の端々に感じさせたくて。
あとおちゃめなナミさん。
すぐにほだされるサンジ。
さいこうのカップルですね(まとめた
相変わらず短いお遊びにお付き合いありがとうございました!
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