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OP二次創作マルコ×アン(エース女体化)とサンジ×ナミ(いまはもっぱらこっち)を中心に、その他NLやオールキャラのお話置き場です
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9/4(日)東京ビッグサイトで開催のイベント、GRANDLINE CRUISE7にて
このは様(BLUE FOREST)と合同サークル【FORESTARIN.inc】にて参加します。

スペース:東3ホールミ-12a

こまつなが発行する新刊情報です。

サンナミ現パロ本【暮らすみたいに息をして※2020.9完売しました!
 
A5/P36/¥300/ゲスト:雪さん(@yukihanacoro)イラスト
当サイトの「一緒に暮らすサンナミ」シリーズの設定での
サンナミふたり暮らしのほのぼの系です(ほのぼの系とか初めて言ったのでよくわかりませんが)


イベント後の在庫は通頒を予定しているので、また改めて。
サンプル↓

 


既刊も持っていきます

おやすみザッハトルテ

A5/P22/¥200  サンプル→

小さな歩幅のアルペジオ

文庫/P268/¥600 サンプル→


SOSHITE

当日の相方このはさんの新刊情報はこちら→☆☆(pixivページに飛びます)

SARANI

このはさんが作ってくださった合同サークル用おしながきがこちら→☆☆☆(pixivページに飛びます)

ITARERI☆TSUKUSERI

そしてそしてー!
当日は、にいぐら様(@koh_ni_gura)の本をお預かりしております!
サンナミ・ローレベCP本とハートの海賊団ギャグ本です。
にいぐら様の新刊情報はこちら→☆☆(pixivページに飛びます)


すごいねすごいね!
当日は当スペースにこんなにも本が並びます!素敵!!

にいぐらさんはご不在ですが、スペースにはこのはさんと私がおりますので
ぜひぜひ遊びに来てください!!

よろしくおねがいしまーーーーーすっ!たのしみっ




拍手[1回]

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船をドッグに入れると上手いこと西日がサニーの顔に当たり、傷ついたその顔も誇らしげに光ってみえた。
塗装は剥げ、デッキの板は捲れあがり、自慢の芝は奇妙に伸びていたが、内部機能やメインシステム、船としての操行機能に深手は負っていない。

「心配すんな、すぐに治してやる」

横っ腹をぽんと叩いて、道具箱を開いた。



「あ、やべ」

機械仕掛けの指先は細かい動きもお手の物だが、どうも感覚的な部分に欠ける。
ほんの小さなネジを取りこぼした。
ぽちゃん、と小さな水音が聞こえるのを待ったが、いつまでたってもしんとしている。
お? と下を覗き込むと、魚の腹のように白い手が船体から生えて何かを握りしめていた。

「ナイスキャッチ」
「ちょうど落とすのが見えて」

目がいいな、とゴーグルを外した。
ロビンはドッグから伸びた足場のふもとまで歩み寄ると、「登ってもいい?」と尋ねた。

「足元気を付けろ」
「えぇ」

おれの足元では、ハナの手がリレーのようにネジを受け渡しておれのもとまで運んでくる。
それを受け取って、「サンキュ」と指先を叩くと逃げるようにひらっと散った。

「どうかしたのか」
「ナミの上着を取りに来たのよ。あの子薄いワンピース一枚でしょう」
「ガキの服なんてねェだろう」
「カーディガンくらいなら大きくても着られるわ」

ロビンはおれと同じ高さまでやってくると、隅に腰を下ろした。

「ずっと作業してたの?」
「あぁ、今何時だ」
「19時」

もうそんな時間か、とレンチを置く。
凝り固まった指や手首の関節がギシギシと軋んだ。
おれにも油を差さねェとな、と手首や首をぐりぐり回した。
ちらっとロビンに目を遣ると、大人しく座り込んだまま、物珍しそうにおれの道具箱を覗き込んでいる。

「んでおめぇさんはそんな恰好で、上着はいらねェのか」
「踊りっぱなしで熱いの。店の中は冷房が効いているからいいんだけど」

ロビンが身じろぐとチャラチャラと軽々しい音が響いた。
ドッグのライトはおれとその手元を的確に照らしているので、ここはまるでスポットライトが当たっているように丸く切り抜かれて見える。
ロビンの衣装の装飾がちらちらと光るのが気になった。

「稼ぎは上々か」
「えぇ、おそらく。ナミが私の分のチップも管理してくれてるから詳しくは知らないけど」
「それ絶対マージン取られてるだろ……」

いいのよ、と朗らかにロビンは笑った。
耳に提げた装飾が大きく揺れる。

そんで、ナミの上着は。
口をつきかけて、飲みこむが、おれがアホだからかまた口をつきそうになる。
「これ何に使うの?」とニブラの端をつまみあげたロビンの頬が、いつもよりほんの少し丸い気がする。

「そういやオメェ今18なのか」
「なに?」

ロビンはニブラから手を離した。がちゃん、と騒がしい音が鳴る。

「いや、18なのかって」
「そうよ。ルフィよりも若いのよ」
「おぉ」

そうか、そうなるのか、と言いながらまじまじとロビンの顔を見てしまう。
「たいして変わんねェなぁ」としみじみ呟いたら、若干不満げにロビンの眉が寄った。

「んだよ、なんて言って欲しいんだ」
「別になにもよ」

すっくと急にロビンが立ち上がるので驚いた。
慌ててその手を取ると、ロビンが珍しく不機嫌さを隠さずにおれを見下ろす。

「まぁそうぷんすかすんな。思春期か」
「そうよ」
「いやちげぇだろ……まぁ座れ」

不機嫌な割にはすんなりと、しかし不承不承といった顔を崩さずにまた腰を下ろそうとするので、その手を引いておれの脚の間にすこんとロビンを迎え入れた。
は、と小さく声をあげてロビンは座り込む。

「なに、フランキー」
「いいじゃねぇか。ちょうどいいサイズだ」
「私の大きさはあんまり変わってないわ」
「じゃあ元に戻ってもいいサイズだ」

だんまりと口を閉ざしたロビンは、しばらく自分の膝のあたりを見下ろしたままじっとしていたが、いつの間にか体の力を抜いて頭をおれに預けてきた。
その顔を覗き込んで、訊いてみる。

「疲れたのか」
「いいえ、大丈夫」
「若ェんだから体力ありあまってるだろ」
「あんまり実感がないわ」
「ふーん……オメェ18のときって何してた」

興味本位で聞いてみると、ロビンは思い返すように視線を上にあげ、しばらく考えていた。

「たしか……ちょうどグランドラインに入った頃かしら。どこかの海賊船に乗っていたわ」
「おめぇ海賊やってたときもあるのか」
「えぇ、何度か」
「ふーん、おれより先輩じゃねェの」

そういうとロビンは可笑しそうに肩を揺らしながら、「私がいた海賊船はすぐにダメになってしまったから、ちゃんと海賊やるのは初めてよ」と言った。
おめぇさんが沈めたんだろ、と思いながらフーンと無難に相槌を打った。
今日はやけにロビンに気を遣う。
まだキスもしていないのだ。

「フランキーは?」
「あ?」
「18のとき、何をしていたの」

おれか、おれはあれだ、ふつーに船大工してた、トムさんと、アイスバーグのやつと、そんであのココロさんがおれらのメシ作って、それ毎日食ってた。18となるとそうだな、おれのバトルフランキーは15号くれぇにはなってたかもしれねェ。

ロビンはじっとおれの話を聞きいると、興味があるのかないのか「そう」と一言呟いた。

「なんだ、聞いといておめェ興味なさそうだな」
「あらごめんなさい、そうじゃないのよ」

そうじゃなくて、とロビンは言葉を喉のどこかにひっかけながら言った。

「そのときわたし、10歳だったのねと思って」
「ん? あぁそうか、そうなるのか」
「不思議ね」
「今おめぇが18の方が不思議だろうが」

その通りだわ、とロビンはなにが面白いのかくすくす笑った。
はぁ、と一息ついて、ロビンはおれの脚に手をついた。

「もう戻るわ。まだまだ情報も集まってないし」
「んぁ、そうか」
「早くもとに戻りたいわ」
「そりゃーそうだ」
「18だとフランキーはキスもしてくれないもの」

さっと立ち上がりかけたロビンの腰を、咄嗟にがっと掴んだ。
が、目の前には普通に立ち上がるロビンの後ろ姿がある。
おれが抱き込んだはずのロビンは、こちらを向いてフッと笑った。

「残念だわ」

そっと唇がぶつかり、腕の中のロビンがはらはらと散って消えた。

「あまり遅くまで無理しないほうがいいわ。サニー号をよろしくね」

腕の中の感触が消えた瞬間、足元遠くから声が届いた。
いつのまにか足場からドッグまで降りて、ロビンはこちらにひらっと手を振っている。
そのまま船には寄らず、まっすぐ街の方へと歩いて行った。

──おめぇそんでナミの上着は。
どうでもいいからこそ聞けばよかった。
ほんの少しいつもより高い声から、おれに会いに来たのだと言うかもしれなかったのに。




***

ハアアアこうですかねわかりません!
原稿終わってから無性に無性にフラロビが書きたくて、あぁフラロビああフラロビと毎日毎日考えていたのに一向にネタが浮かばなくてネタが浮かばないということは萌えていないということでやっぱり私にフラロビ属性はないのだろうかあぁでも二人が書きたい!!
と思っていたところ、ツイにてフラロビすきーさんがわんさかわんさかとネタをこれでもかー!と出してくださって、速攻とびつきました。マコさんありがとうございます!
Zで18歳のロビンちゃんとフランキーの話ということで、映画をネタにするの初めてだったので筋が合ってるのかとか服装とか咄嗟に思い出せず焦りました。
でも映画だといつもと全然シチュエーション違ってたのしい!
歳の差わっほいわっほいです!
上記の話はですね、たぶん、ロビンちゃんが踊り子してバーみたいなところに情報収集行っててその間フランキーは船直してて、でも休憩にロビンちゃんがふらふらとフランキーに会いにきてたら、というアレです。
なんかもうフランキーを主体にするのも彼らが思いのほかブンブンブンブン甘くなっていくのも慣れなくてでもううううう萌えるーーーーーバッカーン!!!!
なんにせよ、フランキーとだとロビンちゃんがぐっと可愛らしくなって女の子らしく気分やぽくなってフランキーがちょっと気を遣ってたらいいなと。
タイトルは18のロビンちゃんと36のフランキーの歳が二倍だからとかそんな。


こんな感じでいいのかな全国のフラロビストさん。
私はこんな感じでいいかと思ってるので、こんな感じです!!!
まだまだネタもらったのでもっともっと書きたい。です。


拍手[13回]

シルバーの綺麗な鍵だった。
これ以上ないくらいシンプルで完璧なそれを、管理人を名乗る女性から受け取る。

「メインドアもその鍵で開くわ。一応0時から朝の6時まで共用スペースでは静かにね。まぁ時々うるさくなることもあるんだけど……あんたの部屋は三階、突き当たり」

バルコニーのある東向きのいい部屋よ、と彼女は扉を開けた。
何度も塗り重ねた跡の残る白いドアが、軋みながら内側に開いた。

白樺を模したような白い床に、ドアと同じく何度も塗り重ねた白い壁。バルコニーに続く小さなドアが向かい側にあった。

「なかなか広いでしょ。どう?」
「……あぁ、いいね。最高だ」

手の中の鍵を弄ぶように転がすとチャリリと鳴った。
彼女は猫のように目を細めて笑い、手を差し出す。

「ナミよ。改めて、これからよろしくね」

小さな手を取ると、ぎゅっと握られた。
だからそのまま持ち上げて、細い3本の指先を唇まで持っていく。
ぎょっとした様子で彼女が手を引きかけたが、握って離さなかった。

「サンジです。君のような可愛い管理人さんがいるアパートメントに住めて嬉しいよ」
「あ、そう、はい」

ナミさんはぱっと手を引っ込めて、くるりときびすを返して部屋の外まで歩いて行った。

「引越しの荷物はいつ届くの?」
「昼すぎに」
「じゃあ今いる住人に挨拶だけ済ませて、手伝わせましょう」

彼女の姿が廊下に消えたので後に続こうとしたら、ひょこりと彼女が顔だけ覗かせた。

「でも着いたばっかりだから少し休むといいわ。適当に降りてきて」

そう言い残して、ととんととんとリズミカルな足音が遠ざかっていった。
一人暮らしには少し贅沢な広さの一間をぐるりと見渡す。
ベッドがひとつ備え付けてあった。
清潔そうなシーツがたたんで置いてある。
部屋は静かで、向かいや階下から物音や話し声が聞こえない。
平日の真昼間のせいか、空気はのどかで少しだけほこりっぽい。
収納の場所を確認して、バルコニーのドアを開け放った。
半畳分のスペースを細長く伸ばしたみたいなせまいスペースに出て下を覗くと、小庭に整理された花壇があるのが見えた。
遠くから車の音が聞こえる。
真向かいは隣家の茶色い壁で、塀の上を鯖みたいな柄の不細工な猫が歩いていた。
タバコに火を付けたが、この建物は禁煙だろうか。

階下に降りて、玄関すぐ左のメインリビングらしい部屋に入る。
大きなカウンターキッチンと6人掛けのダイニングテーブルが一番に目に飛び込んできた。
ワインレッドのランチョンマットが6人分、お行儀よく敷かれている。
右に目を移すと、大きなL字型カウチソファの角の部分にもたれてナミさんが膝に置いたPCを睨んでいた。
細い茶色のフレームのメガネをかけている。

そして部屋にはもう一人、ソファの長辺の端に尻を引っ掛けるように座る男の背中が見えていた。

「あら」

ナミさんはメガネを外し、腕を上に突き上げて伸びをしながらおれを見上げた。

「少しは休めた?」
「あぁ、ありがとう」
「ほらゾロ、新しく入った人よ。サンジ君ていうの」

呼ばれた男はちらりとおれを振り仰ぎ、おうと短く誰にともなく言った。
愛想のない野郎の相槌などとるにたらないので、こちらも黙ってひとつ頷くのみだ。
ナミさんは少し肩をすくめてからPCを退けて立ち上がった。

「紅茶飲む? キッチンの使い方説明するわ」
「あーじゃあ頂こうかな。それか自分で淹れるよ」
「そ? そこにケトルがあるわ。基本的にキッチンにあるものは共用だから好きに使って。冷蔵庫の中はプラスチックのボックスで分けてあるから、あんたのスペースもあるわ。開けてみて」

ナミさんはその場に立ったまま大きな冷蔵庫を指差す。
扉を開けると、黄色い光の中は彼女の言う通り6つのプラボックスで分けられており、名前の書いた白いメンディングテープが貼られていた。

「何も書いてないのがあんたのよ。……んーとでも、そこの冷蔵庫の中はわりと無法地帯だからあんまり信用しないで」
「無法地帯?」
「その冷蔵庫の中の食べ物は全部自分のだと思ってるバカが一人いるのよ」

はは、と笑って扉を閉める。
足元にまとわりつく冷気を蹴り払うように歩いてケトルに水を足した。
ナミさんはまたソファに腰掛け、PCを開く。

「そっちのカウンターの上にかごがあるでしょ。ちょっとしたお菓子とかティーバックが入ってるからご自由に。一応私が補充してるけど、気付いたら足してくれたりしたら嬉しいな」
「了解」

シュンシュンとケトルがせわしい音を立て始める。

「そろそろ荷物届くかしら──サンジ君お昼ごはんはまだよね」
「あぁ」
「どうしよっかなー、ゾロあんたは?」
「腹減った」

訊かれた男は手元の本から顔も上げずに言った。
そういやこの二人は平日のこんな昼間になぜ家にいるんだろう。
ナミさんは呆れ顔というより若干目を吊り上げて「そうじゃないわよバカ、家でごはん食べるのかって訊いてるの」と口調を尖らせた。
「食う」と男が短く答える。

「あそう。んじゃああんたの分はツケとくとして、サンジくんは初日だから歓迎も兼ねて特別に無料ね。今からごはん作るけどよかったら一緒に食べない?」
「ナミさんが作ってくれるんだ?」
「えぇ、男の一人暮らしは食事偏るでしょ。材料費と手間賃を出せば私が作るときに一緒に作ってあげてるのよ」
「そりゃあ嬉しい。あーでも」

キッチンを振り返る。
小さなミルクパンから深くて広い厚手の鍋まで、わりと幅広く調理器具は揃っていそうだ。

「材料だけご馳走してもらえる? よけりゃおれが作るよ」
「作れるの?」
「こう見えて」

へぇ、とナミさんは少し珍しそうに顔を上げた。

「嬉しい、今ちょっと手がかかる仕事してて。じゃあお願いするわ。冷蔵庫の中は私とゾロのを好きに使って。乾物や缶詰は横の緑の棚ね」

よろしく、と軽く手を上げて、ナミさんは猛烈にキーボードを打ち込み始めた。
在宅ワークね、と彼女の美しい眉間を眺めてから、冷蔵庫を開けた。
新鮮なセロリと唐辛子、冷凍庫のシーフードミックスをナミさんのボックスから頂戴する。
ゾロのボックスにはリンゴが3つと水のボトルが転がっているだけだった。
乾物の棚には目当ての1.7mmスパゲッティが入っていてナミさんの名前がマジックで書いてあった。
お得意の辛口海鮮パスタといこう。

キッチンカウンターに立つと、目の前の小窓からアパートの前の垣根が見えた。
緑色がすりガラス越しに震えるように揺れている。
キッチンの掛け時計に目をやると時刻は12時10分。
いつもならそろそろ起きようかという時間だ。
今日の出勤は午後6時。昼を食べたら出勤までにまた無数のメールをレディたちに送らなくてはと思いながら、セロリを細かく刻んだ。



「おいっしー! プロみたい!」

ナミさんが目を輝かせてくれるので、おれも同じものを頬張りながら目で礼を言う。
ゾロも片手で皿を押さえてばくばくと子供のように食べているので、どうやらお気に召したようだ。

「冷凍のシーフード、こんなにぷりぷりになるなんて」
「冷凍のまま火ィ通しちまうと水が出て縮んじまうんだ。塩水につけて解凍するといーぜ」
「やだ、ほんとにプロ……じゃなかったわよね」

苦笑しつつ、趣味みたいなもんさと答えた。
彼女にはおれのプロフィールを渡してある。
プロフィールを踏まえた審査に通らなければ、アパートメントは借りられないのだ。

「ごっそーさん」

パンッと勢いよく手の平を鳴らすので何かと思ったら、ゾロは空になった皿を持ってシンクに向かった。

「はや」

ナミさんがまさに他人事のように呟く。
ゾロはたくさん水を流してガチャガチャ言わせながら皿を洗うと、そのままリビングダイニングを出て行った。
ナミさんはちゅるりとスパゲッティを吸い上げて、唇を舐めてから小さく肩をすくめた。

「無愛想だけど、悪いやつじゃないから」
「あぁ、皿も洗ってたしな」
「あれは私の教育の賜物」

ナミさんは歯を見せて笑ってから、ケトルを指差し「沸かしてそのまま忘れてるわね。あとで私の分もお願い」とかわいらしく首を傾けた。



荷物は2時ごろ届いた。
宅配便でダンボールが2つ。
ナミさんは「これだけ?」と何故か不満げだ。

「家具はここのを借りられるからさ」
「それにしても少ないわね、ま、でもこれなら手伝いは必要なさそうね」
「あぁ、色々ありがとう」
「いーえ、それじゃね」

ナミさんはマグカップに口をつけながら部屋の前から立ち去った。
彼女にはさみを借りればよかった、と思いながら手で無理やりダンボールをこじ開ける。
冬服、夏服、仕事用の一張羅。その下にケース入りの包丁が一式。
服をダンボールから出してハンガーにかけ、収納スペースに仕舞う仕事は5分で終わった。
携帯のアラームをセットし、シーツが畳まれたままのベッドに横になった。
楽しくなりそうだ、と口元が緩んだがそれが皮肉なのか本心なのか自分でもわからなかった。






***

力尽きた\(^o^)/
一度やってみたかった麦わら一味ルームシェア!
今のところ考えている設定は、

ナミ アパート管理人、ライター 24
サンジ ホスト 26
ルフィ 大学生(バスキング) 21
ゾロ ? 26
ウソップ 市役所職員 24
ロビン 元CA、無職(株など投資家) 30
フランキー アパートの修理屋 36
ブルック 近所の中古楽器屋主人 ?
チョッパー 医者 ?

てきとうすぎる^^

その気になったら続くかもしれない感じのやつです。
そんなことより原稿ォォ

拍手[15回]

GOLD観てきました仕事終わりにひとりで。
ちょうどレディースデーでラッキーでした、時間帯もあるのか混んでなかったし。

感想書くの苦手なのであれなんですが覚えてるのだけピックアップすると、

・冒頭一味紹介シーンのロビンちゃんにコロッとやられた。
セクシーな口元のアングルから巨大な手が敵を握りつぶすクールな闘い方!

・なんかゾロが始終かっこよく見えた。
半分今回のヒロインみたいなもんかな

・カジノ服かっこいいなにあの一味超スタイリッシュ……
コラボイベント等でよく見かけた服装だったのに、映画で見る勢いはまったくたがう!!
サンナミカップルすぎ。

・テゾーロ、ねじくれてるしどこかイッちゃってるけど心根クズではないところがきゅんときた

・フランキーの出番多くてうれしい!
Zのときとかさ〜船を治すとかであんまりいなかったから

・潜入服お披露目の時のナミさんんビューティホー!!!

・カリーナいまいち掴めなかった。


総じてサンナミシーンはほぼなし!
唯一ナミさんが「サンジくん!」て呼んだくらいかな〜
むしろサンジとロビンの共闘が珍しくて、背中合わせの対峙がかっこよくて満足した!!!

尾田先生監督の3作のうち、いちばん好きかも〜と思いました。
映画観てからちらほら他の方の感想読みましたが、割とそんな風に思われる方多いみたいね。

いやーSWもナミさんクラスタとしてはたまらないくらい好きなんだけど、あれは「ルフィー!!!」「ッナミー!!!」みたいな構造がずっとあって、いやるひなみコンビ大好きなのでよかったのだけど今回の一味みんなで!スタイルがすごくよかったなあ〜と。
あと音楽やテンポは次の映画になるにつれどんどん素敵になっていくね!
なんか難しいことわからんのであれですがうん、どんどん素敵になっていく!


今回サンジの活躍が少なかったのは、あれかな本誌との釣り合いかな〜
本誌今読んでないんですけどなんかサンジの過去や子供時代不遇そうですね。
笑顔のサンジのイラストをたくさんみかける。
みんな笑っててほしいなあ。


あそーだ映画でゾロが刀をダイスに取られて無刀で戦ってたのを見て、秋水や三代鬼徹なんかは他の人に扱える代物じゃないと思うのでそれによって自滅する敵とか見てみたいなーと思いました。
関係ないけど和同十文字を咥える、ってのが萌えるのだよなー。
ゾロビンで刀をロビンが持つところを少し書いたことがあったけど、和同十文字だけはゾロが渡さないというそういう教えてもらえないけど相手が大事にしているだろうこと、を勝手に想像して落ち込んだり考え込んだりするCPをもっと見たいです。ハイ

フラロビシーンもほぼなかったしなあ…(CPふらふらしてすみません
フラロビはうっかりあっやっちゃったー☆ってノリで付き合ってるかんじだとすきです。
ゾロビンやサンナミみたいにどちらかからの思いがあってウンウン考えた末にはい堕ちたー!とかではなく、
お互いオトナですものねオホホホみたいな顔してせっせこやることやって、澄ました顔しててほしいなー。
もちろん不意に照れたりイチャイチャしてたらそれはそれで萌えます。


さてGLC原稿は多分2/3ほどの完成度で、表紙先に作ったりしてます。
あと、今回初めて絵描きさまにゲストをお願いしました。
サンプルできたらどなたか公開しますのでおたのしみにーです。

とりあえずあと2時間で渡米します。
アメリカはフィラデルフィア!あとボストン!
ちょうど1週間後帰ってくるのですが、その間オフラインの対応できませんー。
今発送待ちなどの方には直接連絡してあります。

いってきまーーーす!!

拍手[5回]


昨日のブログで書き忘れたなぁと思うことがあとからあとから出てくる。
全部が全部どうでもいいことばっかなので、あえて書き足す必要もないのだけど。

◎ワンピ新聞!

地元の友人が仕事終わりに車をかっ飛ばして遊びに来ていた。
金曜日で街は明るくきらびやか、酔っ払いのためにあるみたいな光できらきらしている。
そんな中、あきらかにワインを売りにしているフレッシュチーズ専門店に入って、ノンアルコール(と言うかジュース)のみで4時間居座った迷惑者たち。(車だから)
23時ごろ、友人の彼氏が職場の人との麻雀をしているのでそれが終わるのを待って、友は彼を拾って地元に帰るという。
(この彼氏、麻雀したことないのに上司に麻雀の話を振られて知らないとも言えずにこの日参加することになって、前日徹夜漬けでマージャンの知識を身に付けたというつわもの)
駅まで彼を迎えに行きたいけど道がわからないと言うので私も乗って、一緒に彼を迎えに行った。
ところがこの彼、車を開けて私に会釈をしてすぐ、友人に「ごめん仕事場から電話あった」
「はぁ!?」
(おそらく)SEをしている彼は、職場から急きょ障害が発生したのでくるように夜中の23時半ごろ呼び出されたのだと言う。
「今までそんなことなかった! もう帰ろうよ」
「いやごめん、ほんとごめん行かないと」
「……あやしい」
「あやしくない(即答)」
わくわくしながら行く末を見守る。
結局何度か押し問答した末、彼女が折れて、投げやりにハンドルを握り直した。
「じゃあさっさと帰って寝ればよかった、眠かったのに!」
「ごめんて」
「もういいから早くこまつなに挨拶して」
我慢できずついに吹き出す。
「……こんばんは、いつも彼女がお世話に」
「こんばんはこちらこそ(爆笑)」
彼をその場に放置して車は走りだし、彼女は私を家まで送ってくれた。
ちなみに彼女たちは9、10年付き合っている。
その帰り、彼女がコンビニに寄ったので私も同行し、ワンピ新聞を見つけて購入した。

おわかりだろうか。
最後の一文以外はすべて意味のない日記である。

ワンピ新聞!
表紙の尾田絵が美しくて美しくてーーー!!
サンナミ並びが超かわいくて何度も何度も見てしまう。
本当のこと言うと、中の大相関図はたいしてろくにみていないんだけど、サンナミがサンナミが―――!!
っていうか、ナミさん!
美しい、やっぱりこの人の描く女性はすごく美しい!!
色気と気品とキュートな雰囲気がむんむん出ている!
何度も眺めちゃうよ。

大相関図も一応一通りは眺めたのですよ。
えっそうだったの!? みたいな発見(ただ忘れてるだけだったり)があって、原作読み直したくなる。
早く82巻買いたい・・・
82巻どころじゃないわ、持ってないの全部試験終わったらカウンダ・・・(フラグ

今ワンピ新聞の当該イラスト見直して思ったけど、ナミさんあんまり手の爪長くないね。
好感。


◎ナミ誕


ナミさんお誕生日おめでとぉ……
あえて当日TLには現れず何も言わなかった。
なにもできなかったし。
他の人のナミ誕作品もちゃんと見てない。
なんか気持ちに余裕がないと楽しめない気がして。
サン誕はそれこそしっかり自分も準備をして、プロットリレーの作品公開もあったし、意気込んでその日を迎えたんだけどなぁ。

すごい差があるようだけど、全然、全然である(なにが

むしろ私はサンジよりナミさんを愛してる。
明確に差をつけて言える。
断ッッ然サンジよりナミさんの方が愛しい。
だから彼女の誕生日、わっしょいわっしょいできたら楽しかったろうなぁ……

特に毎年キャラ誕に意気込んでなにかしてるわけでもないので、こんな年もままあるから仕方がないね。

いつかちゃんとナミ誕話をかけたらいいなぁ。
そういえば去年のナミ誕に向けて書きかけたけどお蔵入りした現パロがいっこあるや。
今年も消費できなかった。
熟成はつづく……



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 麦わら一味では基本オールキャラかつサンナミ贔屓。
白ひげ一家を愛して12416中心に。
さらにはエース女体化でポートガス・D・アンとマルコの攻防物語。



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